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暗号資産取引所FTX:レバレッジ取引の上限を「20倍」に引き下げ


大手暗号資産取引所「FTX」は2021年7月25日に、同社が提供していたハイレバレッジ取引サービスを廃止にすることを発表しました。FTXではこれまで証拠金の101倍までの取引を行うことができましたが、今後はこの上限が20倍にまで引き下げられることになります。

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業界の動向などを考慮して「ハイレバレッジ撤廃」を決定

FTXは2021年7月25日に、同社が提供していたハイレバレッジ取引サービスを廃止にすることを発表しました。FTXではこれまで証拠金の101倍までの取引を行うことができましたが、今後はこの上限が20倍にまで引き下げられることになります。

FTXのCEOであるSam Bankman-Fried氏は25日のツイートで今回の対応をとった理由として「仮想通貨業界で20倍以上のレバレッジ取引が問題視されていること」や「仮想通貨業界で最大レバレッジを引き下げる動きが起こっていること」などを挙げています。

同氏は一連のツイートの中で『証拠金不足による注文の決済取引は”FTXの取引高の1%未満”に過ぎないため、この割合が5%を超えている一部の取引所と比べると、FTXのレバレッジ取引は大規模な価格変動の大きな要因にはなっていない。FTXで使用される平均倍率は約2倍である』と説明した上で、『ハイレバレッジについての議論の多くは的外れだとも思う』と述べています。

しかしながら同氏はそれと同時に『ハイレバレッジ取引は仮想通貨エコシステムとって特に重要な部分なわけでもなく、場合によってはハイレバレッジ取引は健全であるとは言えない』とも述べており、そのような複数のことを考慮した上で仮想通貨業界が向かっている”ハイレバレッジ撤廃”という方向に進むことを決定したと説明しています。

なお、FTXのハイレバレッジ取引サービスは2021年7月25日時点で撤廃されているため、今後利用可能な最大レバレッジは”20倍まで”となっています。

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