ビットコイン(BTC)を自国の法定通貨の1つとして認める「ビットコイン法」を施行したエルサルバドルが、仮想通貨ATMの設置台数ランキングで世界第3位を獲得したことが明らかになりました。
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仮想通貨ATMの設置台数「207台」に増加
エルサルバドルでは今月7日に仮想通貨ビットコイン(BTC)を自国の法定通貨の1つとして認める内容を記した「ビットコイン法」が施行されて以降、ビットコインATMが続々と設置されていることが報告されていましたが、今回はエルサルバドルが仮想通貨ATMの設置台数ラインキングで世界第3位を獲得したことが明らかになりました。
仮想通貨ATMの設置台数や設置場所などといった様々な情報を発信している「Coin ATM Rader」の情報によると、2021年9月20日時点におけるエルサルバドルの仮想通貨ATM設置台数は207台とされており、割合でみると全世界に設置されている仮想通貨ATMの0.7%がエルサルバドル国内に設置されていると報告されています。
最も仮想通貨ATMの設置台数が多いのは依然として米国(24,292台)であり、その次に多いのはカナダ(1,905台)、エルサルバドルに続く4位・5位はスペイン(175台)とオーストリア(154台)という結果となっています(日本の設置台数は1台)。
アメリカ・カナダの設置台数との差は大きく開いていますが、エルサルバドルでは『この1ヶ月間で201台の仮想通貨ATMが設置された』とも報告されているため、今後は徐々にその差が縮まっていく可能性もあると予想されます。
しかし最近では『国の政策に反対している一部の抗議者がエルサルバドルに設置されている仮想通貨ATMに放火して破壊した』ということも報告されており、ビットコインの法定通貨化に反対する意見も多数報告されています。