米国の大手投資信託運用会社「Grayscale(グレースケール)」が、同社のビットコイン投資信託を現物ETF(上場信託)に転換する申請書を提出する予定であることが「CNBC」の報道で明らかになりました。Grayscaleからの公式発表は行われていないものの、これが事実であれば”ビットコイン現物ETF”の申請が行われることになるため、今回の報道には注目が集まっています。
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Grayscale:今週初めにも申請書提出か
Grayscale(グレースケール)は「同社のビットコイン投資信託を現物ETF(上場信託)に転換する申請書を提出すること」を予定していると報告されています。この件についてGrayscaleからの公式発表は行われていないものの、CNBCが”関係者の話”として報じた内容によると『事情に詳しい人物は”Grayscaleはビットコイン投資信託を現物ETFに転換するための申請書を今週初めに提出することを予定している“と語った』とされています。
グレースケールは複数の仮想通貨投資信託を提供している米国の大手投資信託運用会社であり、今月15日に更新された情報によると、同社の運用資産(AUM)は526億ドルで、ビットコイン投資信託(GBTC)はそのうちの73%を占めると報告されています。
仮想通貨業界では先日15日に「米国証券取引委員会(SEC)がProShares(プロシェアーズ)が申請していたビットコイン先物ETFを承認した」ということが大きな話題となりましたが、今回の報道では『Grayscaleは米SECが競合他社のビットコイン先物ETFを承認し次第この申請書を提出する計画だった』と報じられています。
なお、この申請書が実際に提出された場合にはその後75日間の審査期間に入ることになると伝えられています。申請書提出後もSECからの審査を受ける必要があるため、場合によっては申請が却下されたり、延期になったりする可能性があるものの、承認された場合には「ビットコイン現物ETF」が認められることになるため、今回の報道には注目が集まっています。
なお、Grayscaleの親会社「Digital Currency Group」のCEOであるBarry Silbert(バリー・シルバート)氏は2021年10月17日のツイートで、ビットコインのコメンテーターであるPreston Pysh氏から「GBTCがいつETFに転換されるのか?」について尋ねられた際に『Stay tuned(乞うご期待)』とコメントしています。