暗号資産BATによる報酬機能などを搭載したプライバシー重視の次世代型ブラウザ「Brave(ブレイブ)」は2021年11月16日に、ブラウザ組み込み型の独自仮想通貨ウォレット「Brave Wallet」をリリースしたことを発表しました。
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ブラウザ組み込み型「Brave Wallet」公開
Brave(ブレイブ)は2021年11月16日に、ブラウザ組み込み型の独自仮想通貨ウォレット「Brave Wallet」をリリースしたことを発表しました。
このウォレットはブラウザに直接組み込まれた形式のウォレットとなっているため、Braveブラウザの最新版「v1.32.106」をインストールすることによって利用することができるようになっています。
ブラウザで利用する一般的な仮想通貨ウォレットは「MetaMask(メタマスク)」のように”ブラウザ拡張機能”として提供されていましたが、今回リリースされた「Brave Wallet」はブラウザに直接組み込まれているため、拡張機能を追加する必要がなく、偽アプリ・フィッシング・盗難などのリスクを下げることができると説明されています。
「Brave Wallet」の機能・メリットについて
ウォレットの機能としてはメタマスクと同様に「仮想通貨の購入・保管・送受金・交換機能」などが備わっており、NFTやイーサリアム関連のトークンにも対応している他、分散型アプリケーション(DApps)などにウォレットを接続して使用することもできるようになっています。
また「Brave Wallet」はMetaMaskには備わっていない複数の利点も備わっているとのことで、仮想通貨関連情報を配信している大手サイト「CoinGecko」のデータを統合しているため、ライブマーケットデータを見ることもできると説明されています。
「Brave Wallet」の機能やメリットとしては以下のようなものが挙げられています。
- トークンの購入・保管・交換機能搭載
- ブラウザ組み込み型で拡張機能が不要
- オープンライセンス
- ハードウェアウォレット「Ledger」と「Trezor」をサポート
- CoinGeckoのデータ統合でライブ市場データを確認可能
- 実行に余計なプロセスを必要とせず、デバイスのCPU・メモリ消費量を削減できる
- Polygon、xDai、AvalancheなどのEVM互換ネットワークサポート
なお、既にBraveブラウザでウォレットを利用していた場合は、新しいバージョンへのアップグレードを行なった後に、ブラウザのウォレット画面で「以前のウォレットのパスワード」を入力することによってウォレットを復元することができるようになっています。
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