暗号資産交換業者の登録も完了している東京都の企業「Crypto Garage(クリプトガレージ)」は2021年12月27日に、暗号資産交換業登録に基づく関連サービスの提供を開始したことを発表しました。同社は国内初となるビットコインのサイドチェーン「Liquid Network」上のトークン(L-BTC)を取り扱い暗号資産に設定していると報告しています。
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「法人間取引の媒介・決済ソリューション」を提供
Crypto Garage(クリプトガレージ)は2021年12月27日に、暗号資産交換業登録に基づく関連サービスの提供を開始したことを発表しました。「株式会社デジタルガレージ」の子会社である同社はフィンテック分野におけるブロックチェーン金融サービス事業を展開する東京都渋谷区の企業であり、2021年6月29日には暗号資産交換業者(関東財務局長 第00029号)の登録も完了しています。
クリプトガレージは今回開始したサービスで「カバー市場の効率化・リスクの低減を目的とした、国内暗号資産交換業者とカバー業者間の取引媒介・決済ソリューション」を提供するとのことで、取り扱い暗号資産には国内初となるビットコインのサイドチェーン「Liquid Network」上のトークン(L-BTC)を設定すると報告されています。
Liquid Network(リキッドネットワーク)とは、ビットコイン関連の先端技術を提供している「Blockstream」がビットコインのネットワーク上に構築したサイドチェーンであり、世界中の暗号資産取引所・マーケットメーカー・ブローカー・金融事業者を繋ぐ決済ネットワークとして機能しています。
リキッドビットコイン(Liquid Bitcoin/L-BTC)はビットコインと双方向ペグした「Liquid Network」上のビットコインであり、『約2分以内にファイナリティを伴う決済ができる』などの特徴を有しています。
企業間で迅速かつ機密性の高い安全な取引を行うことができる「Liquid Network」には、既に世界中から50社以上の暗号資産取引所・マーケットメーカー・ブローカー・金融事業者などが参画しており、その中には日本の暗号資産交換業者も多数含まれています。
Crypto Garage(クリプトガレージ)のサービスは「法人間取引」のサービスとなっているため一般の暗号資産投資家には直接的に関係はないものの、今回のサービス開始によって国内暗号資産取引所のカバー業者の取引がよりスムーズになり、業界の発展につながると期待されます。