ブロックチェーンゲームなどの開発を行なっている「CryptoGames株式会社」は2021年12月28日に、自分がウォレットで所有している全てのNFTを使用して様々なカードゲームで遊ぶことができる世界の実現を目指す『TCGVerse構想』を発表しました。
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「TCGVerse」や「TCGC」の計画を発表
CryptoGames株式会社は2021年12月28日に、自分がウォレットで所有している全てのNFTを使用して様々なカードゲームで遊ぶことができる世界の実現を目指す『TCGVerse構想』を発表しました。
TCGVerse構想は、ユーザーが所有している全てのNFTを使用して様々なカードゲームで遊ぶことができる世界の実現を目指す取り組みであり、対応するNFTコントラクトは「ガバナンスによるホワイトリスト形式」で決定される予定だと説明されています。
また「TCGVerse」対応のゲームでは、ユーザーが獲得するPlay to Earn(*1)報酬の一部がゲームプレイに使用したNFTプロジェクトのオーナー・クリエイターアドレスに還元される予定であるとのことで、『二次流通による手数料収益だけでなく、Play to Earn報酬の一部をクリエイターに還元することで、売買による支援以外の新しい収益モデルの確立を目指す』と説明されています。
(*1)Play to Earn:遊んで稼ぐということを重視した概念のこと。仮想通貨を活用したブロックチェーンゲームなどでは、ゲームをプレイすることによって仮想通貨を稼ぐことができる報酬制度が導入され始めている。
TCGVerseの特徴としては以下の3点が挙げられており、TCGVerseの取り組みを通じて既存の様々なNFTにユーティリティを付与することによって各NFTの価値を向上させていくと共に、同社が提供しているブロックチェーンゲーム「CryptoSpells(クリプトスペルズ/クリスペ)」や「TCGVerse」のガバナンストークンとなる『TCGC』の経済圏を拡大させていくと説明されています。
- NFTを発行しないNFTゲーム(様々なNFTにユーティリティを付与することでNFTの価値を向上させ、TCGC経済圏を拡大)
- 自律分散型組織(DAO)を目指す
- クリスペでできなかったTCGの実現(オンチェーンアセット、ノンファンジブルなTCG、NFTの強化など)
なお「CryptoSpells」や「TCGVerse」のガバナンストークンとなる『TCGC』は、複数のゲーム内でも使用できる「TCGVerseの基軸トークン」となることが予定されているとのことで、TCGVerseゲームの第1弾となる『CryptoSpells v2(仮)』は2022年春にβ版がローンチされる予定だと報告されています。