米国のゲームソフト小売大手「GameStop(ゲームストップ)」が、NFTマーケットプレイスを構築するための新部門立ち上げを計画していることが「The Wall Street Journal」の報道で明らかになりました。GameStopからの公式発表は行われていないものの、今回の報道を受けてGameStopの株価は急騰しています。
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2022年後半リリースに向けて準備か
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している米国のゲームソフト小売大手「GameStop(ゲームストップ)」は、NFTマーケットプレイスを構築するための新部門立ち上げを計画していると報じられています。
「The Wall Street Journal」が”この計画に精通している人々の話”として報じた内容によると、GameStopはNFTマーケットプレイスを開発して、暗号資産分野のパートナーシップを確立するための新部門を立ち上げることを計画しているとのことで、この新部門を運営するために20人以上の従業員を雇用したとも報告されています。
NFTマーケットプレイスは、アバター・服・武器などのゲーム内アイテムNFTを購入・売却・取引できるオンラインハブ(オンライン上の中心地)となるように設計されるとのことで、2022年後半にはNFTマーケットプレイスを公開してNFTが掲載されるようにするために準備を進めていると報じられています。
仮想通貨関連企業とのパートナーシップに関しては、近い将来に2社との契約が成立する予定であるとのことで、今後は10社以上の仮想通貨関連企業と提携して2022年に数千万ドル(数十億円)規模の投資を行う予定であるとも報じられています。
GameStopは昨年5月に「NFTプラットフォームのウェブポータル」を公開してクリエイターを募集していたため、このウェブポータルも今回報じられたNFTマーケットプレイスに関連していると考えられており、ウェブポータル内ではイーサリアム(ETH)のロゴが使用されていたことから、NFTマーケットプレイスでもイーサリアムの技術が活用されると予想されています。
今回報じられた内容について「GameStop」からの公式発表は行われていないものの、一連の報道を受けてGameStopの株価は一時的に29%ほど急騰しており、今後の発表には注目が集まっています。