イーサリアム財団の共同設立者であるジョセフ・ルービン氏は先日開催されたカンファレンスの中でイーサリアム(ETH)が有価証券に該当するかという議論について「全く心配していない」ということを語りました。
イーサリアム財団の共同設立者であるジョセフ・ルービン氏は、連邦規制当局がイーサリアムが有価証券に分類されるかどうかを調査しているなか、ニューオリンズで開催されたコリジョン・テック・カンファレンスで講演し、イーサリアム財団は現在行われている議論について、まったく心配していないと述べています。
「米国や他の国の弁護士と長時間にわたり協議してきたが、有価証券であるかないかについてまったく心配していない。絶対に証券ではない。多く規制当局はイーサリアムが何であるかを理解している」
ルービン氏は、イーサリアムは共有されたコンピュータリソースへのアクセスする方法であり、テストには当てはまらなかっただろうと強調しています。
「様々な異なるアクターがプラットフォームを実行するために彼らのリソースを提供している。リソースを提供したことの対価を支払う必要がある。…これは共有されたコンピュータリソースへアクセスする方法だ」
米規制当局にいたゲーリー・ゲンスラー氏は、イーサリアムを米証券取引委員会(SEC)に未登録の不適格証券と見なす十分な根拠があると述べています。
しかしそれと同時にイーサリアムは現在はマイニング(採掘)も行われていることから、証券に分類されずに済む可能性もあると述べています。
SECのジェイクレイトン長官は以前「ICOを通じて発行されたトークンは証券として登録されるべきである」との考えを明らかにしています。 しかし実際に証券として登録されたトークンないとのことです。
もしイーサリアムなどの仮想通貨が証券とみされることになれば、SECに正式登録している取引所でしか売買ができなくなるため、流動性が低下することにも繋がり、価値も下落する可能性があります。
SECはイーサリアム(ETH)を証券として扱うかどうかについての内部ミーティングを行っており現在も議論は続いています。
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イーサリアムはこの数日間で大きく価格を上昇させており、現在8万円前後で取引されています。