
イーサリアムは証券となり得るか|米証券取引委員会(SEC)
イーサリアム(Ethereum/ETH)が証券としての機能を果たすかどうかの議論が米国で議論されています。サンフランシスコのベンチャーキャピタリストや起業家が、米証券取引委員会(SEC)に対してロビー活動を行っていることが、ニューヨーク・タイムズの調べで明らかになりました。
シリコンバレーでもトップの知名度を誇るベンチャーキャピタルであるAndreessen Horowitz3月28日に、投資家や弁護士を集めてSECと規制についての対話を行いました。内容多くは非公式となっていますが、一定の条件を満たした仮想通貨に「セーフ・ハーバー」と呼ばれる、証券法から対象外となる規程を用意するべきとの提案があります。
ロビイストは、「非中央集権性やユーティリティートークンとしての機能性を持つ仮想通貨やトークンは証券法の対象から外すべきである」との見解を示しており「現在のイーサリアムのネットワークが非中央集権であるため証券に該当しない」と主張しています。
SECでは証券としての性質を持つ仮想通貨やトークンを、既存の証券法に当てはめようとする動きが強まっているため、仮想通貨やトークンが証券として認定された場合はSECへの登録が必要になり、SECが認める取引所でしか取引できなくなります。
SECのジェイクレイトン長官は以前「ICOを通じて発行されたトークンは証券として登録されるべきである」との考えを明らかにしています。 しかし実際に証券として登録されたトークンは無いようです。
SECは、仮想通貨市場で2番目に大きいシェアを誇っている仮想通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)を証券として扱うかどうかについての内部ミーティングを行っています。
ロビイストは今回の提案は一つのアイデアにすぎないとしている。現状では、ほとんどの仮想通貨が証券の性質を有していますがSECへの登録も済んでいません。 これらの仮想通貨がSECによって証券として認められた場合のその後はどうなるかは不透明です。
(引用:nytimes.com)

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