ビットコイン(BTC)の価格が400万円以下まで下落している一方で、ビットコインの採掘難易度(ディフィカルティー)やハッシュレート(採掘速度)が過去最高値にまで上昇していることが明らかになりました。BTCの採掘難易度やハッシュレートはビットコイン価格に相関性があることでも知られていますが、現在はBTC価格にも反発する動きが見られはじめてきているため、仮想通貨コミュニティでは今後のビットコイン価格上昇にも期待が高まってきています。
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BTC価格下落の一方で採掘難易度は「過去最高値」に
ビットコイン(BTC)の価格は昨年11月に7万ドル(約795万円)付近まで上昇して以降は下落傾向が続いており、先日21日には重要視されていた40,000ドル(約454万円)を下回って記事執筆時点では「1BTC=35,000ドル(約400万円)」まで下落していますが、BTC価格下落が続いている一方でビットコインの採掘難易度(ディフィカルティー)やハッシュレート(採掘速度)が過去最高値にまで上昇していることが明らかになりました。
仮想通貨関連の様々なデータを配信している「Blockchain.com」のデータによると、ビットコインの採掘難易度は中国で「仮想通貨マイニング禁止令」が出された後2021年5月から7月にかけて急落していたものの、その後は再び上昇し、現在は昨年5月に記録した過去最高値を上回っていると報告されています。
中国のビットコインマイナーは中国政府が仮想通貨マイニングへの規制を強化したことを受けてマイニングマシンの稼働を一時停止していましたが、その後は中国のマイナーがカザフスタンなど他国にマイニングマシンを移動させてBTCマイニングを再開していたため、そのような動きによってビットコインの採掘難易度・ハッシュレートは回復したと見られています。
「ビットコイン価格」と「ビットコインの採掘難易度」は相関関係があることでも知られており、『採掘難易度が上昇するとビットコイン価格も上昇しやすくなる』と言われていますが、採掘難易度が過去最高値を突破している今のタイミングでビットコイン価格にも反発する動きが見られはじめているため、仮想通貨コミュニティでは今後のビットコイン価格回復にも期待が高まってきています。
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2022年1月24日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日23日に390万円付近まで下落した後410万円付近まで回復していたものの、その後は再び下落しており、2022年1月24日時点では「1BTC=3,925,417円」で取引されています。