Meta(旧:Facebook)の会長兼CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は2022年6月22日に、プラットフォーム上での支払い機能である「Facebook Pay」名称を「Meta Pay」に変更したことを報告し、従来の機能をさらに進化させたメタバース向けデジタルウォレットを展開していく計画を明らかにしました。
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あらゆるデジタルアイテムを保管できるウォレットを計画
Meta(旧:Facebook)の会長兼CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は2022年6月22日に、プラットフォーム上での支払い機能である「Facebook Pay」名称を「Meta Pay」に変更したことを報告し、従来の機能をさらに進化させたメタバース向けデジタルウォレットを展開していく計画を発表しました。
Facebook Pay(フェイスブックペイ)は「Facebook、Messenger、Instagram、WhatsApp」で使用可能な決済サービスであり、プラットフォーム上でのショッピング・投げ銭・寄付・ユーザー間送金などに利用することができる支払い機能です(日本は未対応)。
Meta Pay(メタペイ)は、このような従来の機能はそのままにしつつ、デジタルIDや所有物を安全に管理できるようにしたメタバース用ウォレットとして展開されていく予定であるとのことで、将来的にはメタバース上で所有するデジタルウェア・アート・ビデオ・音楽・体験・バーチャルイベントなど、作成・購入したあらゆる種類のデジタルアイテムの所有権を示すウォレットにすると報告されています。
また、マーク・ザッカーバーグ氏は理想的なのは『どのメタバースにサインインしても、購入したものすべてがそこにあるようにすること』であるとも述べており、『まだまだ先の話ではあるが、そのような相互運用性が実現すれば、人々にとってより良い体験となり、クリエイターにとってより大きなチャンスになる』と語っています。
理想的なのは「どのメタバースにサインインしても、購入したものすべてがそこにあるようにすること」です。まだまだ先の話ですが、そのような相互運用性が実現すれば、人々にとってより良い体験となり、クリエイターにとってはより大きなチャンスとなります。
これは「デジタルグッズを簡単に使える場所が増えれば増えるほど、その価値は高まり、クリエイターにとってより大きなマーケットが生まれること」を意味します。簡単に取引できるようになればクリエイターのチャンスも大きくなるはずです。これを構築していくのが楽しみです。
Meta社は今月22日に、Instagram(インスタグラム)の24時間限定投稿機能「ストーリーズ」で、同社のARエフェクト機能である「SparkAR」を用いたNFTのテストを実施することも明かしていたため、そのようなNFTも「Meta Pay」で一括管理できるようになると期待されています。