合同会社DMM.comは2022年7月12日に、グループ子会社を通じて日本発のゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクト「Oasys(オアシス)」に出資したことを発表しました。同社は、DMMが取り組むWeb3プロジェクトの基盤チェーンとして「Oasys」を活用することを見据えて協議を継続していくと報告しています。
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ブロックチェーンゲームリリースに向け「Oasys」に出資
合同会社DMM.comは2022年7月12日に、グループ子会社を通じて日本発のゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクト「Oasys(オアシス)」に出資したことを発表しました。
Oasys(オアシス)は、ゲームに特化した日本発のブロックチェーンであり、独自開発されたアーキテクチャによってプレイヤーは高速かつガス代無料でストレスなくゲームをプレイすることが可能、トランザクション手数料とトランザクションの実行待ち時間のハードルをなくすことによってこれまでNFTやブロックチェーンゲームに触れてこなかったIPファンにもコンテンツを届けやすいように設計されています。
オアシスのブロックチェーン運用主体となる初期バリデータには「バンダイナムコ研究所・セガ・Ubisoft・Netmarble・bitFlyer Blockchain」など様々な有名企業が参加しており、今月6日には主要取引所・海外VC・個人投資家などから約25億円の資金を調達したことも報告されていましたが、今回は新たにDMMがOasysに出資したことが報告されています。
DMMは今回の発表の中で「ブロックチェーンゲームのリリースに向けてOasysに出資した」と報告しており、具体的にはOasysブロックチェーンプロジェクトが保有する以下の知見や思想に共感して出資することを決定したと説明されています。
- 取引速度、ユーザー負担の手数料、セキュリティなど、GameFiの開発/運営に係る課題の解消
- Web3領域における日本のゲーム・IP特有の事情や課題に精通したプロジェクトチームの存在
- 日本のIPやWeb3プロジェクトのグローバル展開に貢献する
DMMは今月6日に、DMMグループ内にWeb3(分散型ウェブ)を推進する新会社を2022年8月頃に設立し、GameFiプラットフォームや各種Web3プロジェクトを通じて独自のトークン経済圏を構築していくと発表していましたが、今後はDMMが取り組むWeb3プロジェクトの基盤チェーンとして「Oasys」を活用することを見据えて協議を継続していくと説明されています。