仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

経済産業省「NFT活用したメタバース実証事業イベント」実施へ


経済産業省は2022年12月5日に「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミーの創出に係る調査事業」における実証事業イベント第1弾として、NFTを活用したメタバース実証事業イベントを実施することを発表しました。

こちらから読む:Anifie、XRPL活用のメタバースをローンチ「メタバース」関連ニュース

NFTが鍵となるメタバースイベントなどを実施

経済産業省は2022年12月5日に「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミーの創出に係る調査事業」における実証事業イベント第1弾として、NFTを活用したメタバース実証事業イベントを実施することを発表しました。

今回の実証事業では「monoAI technology、BeyondConcept、Synamon」の3社に委託して”実証事業用のメタバース空間・イベント空間”を作成しているとのことで、BeyondConceptの代表取締役でありながらNFTクリエイターでもあるmekezzo氏協力のもとでNFTオブジェクトを作成、具体的な内容については以下のように説明されています。

  1. ユーザーは実証実験対象のNFTオブジェクトを所持する
  2. 対象NFTオブジェクトの所持が鍵となり、XR CLOUDメタバース上のMetaaniエリアで実施するイベントに参加することが可能となる
  3. イベント参加者は①の対象NFTオブジェクト所持を鍵としたウォレット連携により、SYNMNメタバースにおける期間限定の特設展示スペースへの入場も可能となる
  4. ③に入場後アンケートを回答したユーザーには実証事業に参加した証明となる特製NFTオブジェクトを進呈

対象NFTオブジェクト(画像:経済産業省)

この実証事業は「NFTオブジェクトを通じた特定イベント空間への入場」や「メタバースプラットフォーム間の連携」を実証することによって、データ規格やポリゴン数制限などの技術的課題を整理する狙いがあり、参加者には「NFT会員権イベントの在り方」や「プラットフォーム間の相互運用性」などに関するユーザー目線からのアンケートを実施するとも説明されています。

なお、XR CLOUDメタバース上のMetaaniエリアで実施されるイベントは先着申込制で実施、イベントの模様は2022年12月22日・23日に開催される「XR Kaigi2022」で録画放送を公開するとも報告されています。

経済産業省は公式発表の中で『現状、複数の異なるメタバースプラットフォームを連携する事例はほぼ存在しないため、今回の実証事業で得られた課題やユーザーからのフィードバックを踏まえ、クリエイターや一般ユーザーの参加障壁を把握し、解決していくことでメタバースやWeb3.0領域におけるクリエイターエコノミーの発展に向けた施策の検討を進めていきます』とコメントしています。

NFT活用したメタバース実証事業イベントの概要

【イベント概要】
開催日時:2022年12月12日20時00分〜21時00分
開催場所:XR CLOUD
会場:MetaaniLand
参加者上限:30名
プログラム:クリエイターディスカッション、メタバースの未来に向けてディスカッション等を予定

【特設展示(*1)】
特設展示日時:2022年12月13日〜19日
特設展示場所:SYNMNアプリ
展示内容:NFT保有者のみ入室できる部屋でデジタルアイテムのギャラリーを実施予定

(*1)特設展示への参加は12日に開催されるイベント参加者に限ります。

>>「経済産業省」の公式発表はこちら