仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

Flareトークン配布開始|MEXC上場で注目の「FLR価格」も判明


Flare Networks(フレアネットワーク)は2023年1月10日に、日本時間2023年1月10日午前8時59分にFLRトークンの配布を開始したことを発表しました。FLRトークンは「MEXC」などの暗号資産取引所で既に取引が開始されており、記事執筆時点の価格は「1FLR=約13円」となっています。

こちらから読む:Flare関連の記事を新着順で確認「Flare/FLR」関連ニュース

待望の「FLRトークン配布」を開始

Flare Networks(フレアネットワーク)は2023年1月10日に、仮想通貨コミュニティで長い間待ち望まれていたFLRトークンの配布を日本時間2023年1月10日午前8時59分に開始したことを発表しました。

FLRトークンの配布では、最初の全体の15%を配布して、残りの85%の配分方法は「Flare Improvement Proposal 01(FIP.01)」に対するコミュニティ投票の結果で決定、予定では残り分が今後36カ月間にわたって毎月配布されることになっています。

第一回目の配布では「BinanceOKXKrakenBithumb、UpBit、Kucoinbitbank、その他ユーザー」を含めた数百万の受け取り対象者に42億7,900万のFLRトークンが配布されたとのことで、この配布は仮想通貨市場最大規模であるとも説明されています。

今回の配布によって、開発者はFlareのEVM(イーサリアム仮想マシン)とネイティブデータ取得プロトコルである「State Connector」と「Flare Time Series Oracle」を活用し始めることができるようになっており、公式発表では『これはFlareにおける重要な節目である』とされています。

ネットワークによって保護されたこれらのネイティブプロトコルは、他のブロックチェーンやインターネットからの高信頼性データへの分散型アクセスを提供し、新しいユースケースやマネタイズモデルの作成を可能にします。

Flare社のCEO兼共同創業者であるHugo Philion氏は、次のように述べています。

ブロックチェーン産業が繁栄するためには、より有用な分散型アプリケーションが必要です。Flareは、価格だけでなく、取引の詳細、Web2イベントなどのデータを通じてこれに取り組み、開発者がより多くのユーザーグループに有用性を提供するアプリケーションを構築できるようにしています。

Flareの目的は、開発者がより多くのデータに安全にアクセスするアプリケーションを構築できるようにすることです。これにより、他のチェーンで行われた支払いや、インターネットAPIからの入力でFlareスマートコントラクトのアクションをトリガーするなど、新しいユースケースを構築することができるようになります。また、ブリッジングの新しい方法、具体的には、DeFiプロトコルなどのアプリケーションで使用するために、スマートコントラクト以外のトークンをFlareに持ち込むことが容易になります。

State Connectorプロトコルについて

State Connector(ステート・コネクター)プロトコルは、Flare上のスマートコントラクトで情報を安全、スケーラブル、かつ信頼性高く使用することを可能にします。これは、ネットワーク上のデータの強力なクラスを提供し、より多くのクロスチェーンソリューションを構築することを可能にします。

State Connectorは、分散化された証明者セットとバイナリフォーキングプロトコルを組み合わせることで安全性を導き出し、データ提供者の悪意ある大多数が挑戦することを可能にします。データプロバイダーが価値を賭けることを義務付けられるプルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake/PoS)ベースのシステムとは対照的に、State Connectorのセキュリティは、システムに賭ける量によって制限されません。

つまり、State Connectorはトランザクションのサイズに対して安全性が不変であり、大量の価値を扱うことができる安全なシステムを提供します。

Flare Time Series Oracle(FTSO)について

Flare Time Series Oracle(FTSO)は、ネットワーク構造を利用し、中央集権的なデータプロバイダーに依存することなく、高度に分散化された価格とデータ系列をFlare上のDappsに提供するものです。FTSOは高度に分散化されたデータフィードオラクルで、約100の独立したデータプロバイダーが、3分ごとに信頼性の高いデータを提供するインセンティブを与えられています。

注目のFLRトークン価格は「1FLR=約0.1ドル」

FLRトークンは既に「MEXC」のような暗号資産取引所で取引が開始されており、注目のFLR価格は記事執筆時点で「1FLR=約0.10ドル(約13円)」となっています。MEXCでは上場直後に「1FLR=0.21ドル(約27円)」まで価格が上昇しましたが、その後は0.1ドル前後での推移が続いています。

2023年1月10日 MEXCにおけるFLR/USDTの5分足チャート(画像:MEXC)

今後はその他の暗号資産取引所にもFLRトークンが続々と上場し、価格も安定していくことになると予想されるため、各取引所の今後の発表や、その後の値動きにも注目です。

なお、日本では暗号資産取引所「bitbank(ビットバンク)」が2023年1月11日からFLRトークンの取り扱いを開始することを発表しています。

>>「Flare Networks」の公式発表はこちら
>>「MEXCのFLR取引ページ」はこちら

Flare(FLR)のリアルタイム価格・チャート