2024年6月17日から段階的にサービス終了
暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)は2024年6月3日に、BINANCEが取り扱っていた「OMG・WAVES・WNXM・XEM」の4銘柄を上場廃止にすることを発表しました。
上場廃止になるのは以下の4銘柄で、これら4銘柄の関連サービスが2024年6月17日から段階的に停止されることが説明されています。
- OmiseGO(OMG)
- NEM(XEM)
- Waves(WAVES)
- Wrapped NXM(WNXM)
なお、2024年6月18日には4銘柄の入金サービスも終了する予定で、2024年9月17日には4銘柄の出金サービスも利用できなくなるとされています。
また、2024年9月18日には上場廃止されたトークンがステーブルコインに変換される可能性があるとのことです。サービス終了の詳細はBINANCEの公式発表ページで確認することができます。
ビットバンクはOMGの取扱継続
4銘柄上場廃止の理由は?
上場廃止の理由については「BINANCEが定期的に実施している仮想通貨の評価で基準を満たしていなかったこと」が挙げられています。
具体的にどのような点が基準を満たしていなかったかについては明らかにされていないものの、評価内容の例としては以下のようなものが挙げられています。
- プロジェクトに対するチームのコミットメント
- 開発活動のレベルと質
- 取引量と流動性
- 攻撃に対するネットワークの安定性と安全性
- ネットワーク/スマートコントラクトの安定性
- 一般ユーザー・投資家とのコミュニケーションレベル
- 定期的なデューデリジェンス要求への対応
- 非倫理的/詐欺的行為や過失の証拠
- 新しい規制要件
- 健全で持続可能な仮想通貨エコシステムへの貢献
OMG・WAVES・XEMは20%以上価格急落
今回上場廃止が発表された「OMG・WAVES・WNXM・XEM」の4銘柄は、発表後に価格が急落しています。記事執筆時点における4銘柄の下落率は以下の通りです。
仮想通貨 | 過去24時間の下落率 |
OMG | -24.18% |
WAVES | -23.68% |
WNXM | -4.25% |
XEM | -24.91% |
OMGの上場廃止発表は国内取引所でも
OMGとXEMは日本国内の暗号資産取引所にも上場していますが、一部の国内取引所では既に「OMG・XEM関連の上場廃止・一部サービス終了」が発表されています。
最近では、ビットトレードで「エンジンコイン(ENJ)の取扱終了」なども発表されているため、自分が保有している仮想通貨で進展が見られない場合などは、上場廃止発表などにも警戒が必要だと考えられます。