「VanEck Solana Trust」のS-1書類を提出
米国の大手資産運用会社VanEck(ヴァンエック)が、米国初となるソラナ(Solana/SOL)の現物ETF「VanEck Solana Trust」のS-1申請書類を米国証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになりました。
米国ではビットコイン現物ETFの取引が開始されていて、イーサリアム現物ETFも19b-4申請書類は全て承認されている状態となっていますが、ソラナ現物ETFの申請が行われるのは今回が初となります。
米国証券取引委員会(SEC)は昨年6月に仮想通貨取引所Coinbaseを提訴した際に、SOLを含む13種類の仮想通貨を「有価証券に該当する暗号資産」として名指ししていました。
ソラナ現物ETFに関しても「SOLが証券に該当するか、商品に該当するか」が焦点の1つになると考えられますが、ソラナはイーサリアムに似た様々な分野で利用される分散化されたブロックチェーン・暗号資産であり、ETHについては”証券ではない”との判断が下されたことが報告されているため、SOLも証券ではなくコモディティ(商品)に分類されると予想されています。
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ソラナ現物ETF、予想されるローンチ時期は?
仮想通貨の現物ETFではその承認時期に注目が集まりますが、ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は今回のソラナ現物ETFについて「ホワイトハウスとSECに新しい管理者が就任すれば、2025年にローンチされる可能性があるが、それでも確実ではない」と語っています。
また、今回提出された書類はS-1申請書類であるため期限はまだ設定されていないとのことで、もしも今日19b-4申請が行われた場合でも期限は2025年3月中旬頃になると説明されています。
米国初のSOL ETF申請。その他の発行者がすぐに追随するかどうか興味深いところです。現時点での考えでは、ホワイトハウスとSECに新しい管理者が就任すれば、2025年にローンチされる可能性があるかもしれませんが、それでも確実ではありません。
現時点でこれはS-1申請に過ぎないため、期限はまだ設定されていません。19b-4申請がまだ見当たらないので、期限の目安はまだわかりません。もし今日19b-4申請が行われた場合、期限は2025年3月中旬頃になるでしょう。
ソラナ(Solana/SOL)の価格は今回の発表を受けて10%近く急騰しているため、仮想通貨業界では今後の値動きなどにも注目が集まっています。