USDT、10周年記念のドキュメンタリー映像公開へ
米ドル連動ステーブルコイン「USDT」などを発行しているTether(テザー)は2024年10月6日に、USDTの10周年を記念して『Stability and Freedom in Chaos(カオスの中の安定と自由)』と題されたドキュメンタリームービーを公開することを発表しました。
テザー(Tether/USDT)は、1 USDTの価格が1ドルで安定して推移するように設計された代表的なステーブルコインの1つで、現在は世界中の様々な暗号資産取引所で基軸通貨としても採用されています。
今回の発表では、USDTの10周年を記念したドキュメンタリームービーを公開することが予告されていて、ドキュメンタリーの一部内容を含む予告動画も合わせて公開されています。
🎬本日、USD₮は10周年を迎えます!
この節目を記念して、ドキュメンタリー『カオスの中の安定と自由』をまもなく公開します。
$USDTがどのようにしてインフレと戦い、世界中で何百万人もの人々にとって経済的自由の命綱となったのか、その軌跡にぜひご注目ください。🌎🤝
インフレ・USDTに関するインタビュー映像を収録
予告動画の中では、インフレが深刻化する中でUSDTを実際に利用している様々なユーザーへのインタビュー映像が紹介されています。
インタビューが実施された国はアルゼンチン・トルコ・ブラジルなど様々で、「USDTはデジタルドルのようなもので、国際送金・報酬支払い・決済など様々な場面でUSDTが使用されている」ということが紹介されています。
ブラジルでは仮想通貨やUSDTを使用する人が増えているとのことで「USDTは取引や貯蓄における便利なツールであり、今後さらに普及していく可能性がある」とも説明されています。
アルゼンチンでは、ペソ(アルゼンチンの通貨)を持っていてもその価値が下がるためすぐに使いたくなり「貯蓄するよりも使い切ってしまった方が良い」と考えられているとのことです。
ここ最近ではステーブルコインの競争も激化していて、最近ではCircle(サークル)が発行する「USDC」の人気も高まってきていますが、USDTは記事執筆時点でも17兆円規模の時価総額を誇り、仮想通貨の時価総額ランキングでBTC・ETHに続く3位にランクインしています。
サトシの正体を探る番組も公開予定
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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