2024年10月6日〜12日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
暗号資産交換業の規制明確化で前進
金融庁は2024年10月8日に「認証技術を用いたアンホステッド・ウォレット(自己管理型ウォレット)向けのサービスは暗号資産交換業に該当しない」との見解を発表しました。
今回の見解は「PassWallet」に関する質問に回答する形で示されたもので、一般社団法人JCBIは「PassWalletを利用したサービス提供は”他人のために暗号資産の管理をすること”には該当しないため、PassWalletを利用する事業者はカストディ規制対象にならない」と説明しています。
グレーゾーン解消制度を適用した初の事例
グレースケールが検討中の仮想通貨リスト
ビットコイン現物ETFの提供などで知られる米国の資産運用大手Grayscale(グレースケール)は2024年10月10日に、グレースケールの投資商品に含めることを検討している暗号資産(仮想通貨)のリストを更新しました。
このリストの仮想通貨はあくまでも検討中のものであるため、今後の再評価でリストから除外される可能性もありますが、変化が激しい仮想通貨市場でどのような仮想通貨が注目されているかを判断するための材料の1つになると考えられます。
検討中銘柄のリストはこちら
Cardano(ADA)に価格上昇の兆し
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)では今年3月に0.8ドル付近まで価格上昇した後に下落傾向が続いていますが、仮想通貨業界のアナリストからは「近日中のADA価格上昇」を予想する意見も投稿されています。
Crypto Winkle(@CryptoWinkle)も2024年10月8日のX投稿でADAの価格上昇を予想しており、「カルダノ(ADA)に大規模なブレイクアウトが迫っている」と投稿しています。
ADA上昇を示唆する強気サイン
ネイティブUSDCが「Sui」に登場
Sui(スイ)とCircle(サークル)は2024年10月8日に、Suiのネットワーク上で正式に「ネイティブUSDC」が利用可能になったことを発表しました。
USDCには、サークル社が特定のブロックチェーン上で公式に発行している「ネイティブ型USDC」と、他のブロックチェーンから転送される形で発行される「ブリッジ型USDC」が存在しますが、今回はネイティブ型USDCがSuiのネットワークに登場しています。
ブリッジ型との違いは?
ソラナDEX「Jupiter」のiOSアプリ公開
ソラナ(Solana/SOL)基盤のDEXアグリゲーターであるJupiter(ジュピター)は2024年10月8日に、ジュピターのモバイルアプリとなる「Jupiter Mobile(ジュピターモバイル)をiOS向けにリリースしたことを発表しました。
Jupiter Mobile(ジュピターモバイル)は、ソラナ関連トークンの送受信・交換・購入を簡単に行うことができるスマホ向けアプリとなっており、アプリダウンロード後に既存ウォレットをインポートするか、新しいウォレットを作成することで利用できるようになっています。
アプリの詳細はこちら
Web3国家リベルランドの首相にトロン創設者
ビットコイン(BTC)を公式通貨として採用することを宣言している未承認国家リベルランドは2024年10月8日に、トロン(Tron/TRX)の創設者であるジャスティン・サン氏を首相代行に指名したことを発表しました。
今回の発表では、ブロックチェーン基盤の投票システムを用いた議会選挙の集計結果が発表されていて、ジャスティン・サン氏は国会議員として選出され、首相代行にも指名されたと報告されています。
未承認国家リベルランドとは?
SHIB新作ゲーム「Shiboshi Rush」公開
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)の新しいスマホゲームである「Shiboshi Rush」のiOS・Android版アプリがリリースされたことが明らかになりました。
Shiboshi Rushは無料でプレイすることが可能で、公式発表ではゲームプレイ動画も合わせて公開されています。
ゲーム詳細とダウンロードリンク
ベテラントレーダーのビットコイン価格予想
Xで742,000人以上のフォロワーを有するベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は2024年10月9日に、ビットコイン価格は2025年8月〜9月頃に135,000ドル(約2,008万円)まで上昇する可能性があるとの予想を語りました。
ピーター・ブラント氏は2024年10月9日の投稿で「ビットコインは価値の保存手段として金(ゴールド)を上回っている」との見解も語っています。