リップル社は、科学、工学、数学、技術(STEM)や金融技術(FinTech)の教育に焦点を当てた社会支援プログラム「Ripple for Good(リップル・フォー・グッド)」を開始することを発表しました。この活動は総額119億円もの資金で運営され、対象となる分野のプロジェクトへの投資などが行われる予定となっています。
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「Ripple for Good」
「Ripple for Good(リップル・フォー・グッド)」は、科学・工学・数学・技術(STEM)などの分野や金融技術(FinTech)の教育を支援し、基礎的な金融リテラシーの向上を促進することによって、今まで以上にグローバル化された包括的なデジタル経済を推進していくことを目指しています。
このプログラムでは、Ripple社からの2,500万ドル(約28億円)の拠出や、8,000万ドル(約90億円)の寄付金によって運営され、教育や金融関連のプロジェクトへの投資が行われる予定となっています。
ブロックチェーンと共に世界の経済問題解決へ
「Ripple for Good」は、リップル社の共同設立者兼COOであるChris Larsen(クリス・ラーセン)氏によって設立された非営利団体「RippleWorks」と協力して具体的な取り組みを行なっていくと報じられています。
「RippleWorks」はこれまでにも世界55カ国で70ものプロジェクトに取り組んできており、様々な分野の専門知識をもつ人々とソーシャルベンチャーを結ぶ取り組みを行ってきたと伝えられています。
ラーセン氏は今回の発表の中で現代社会の問題点を指摘し、世界に革命を起こしつつある「ブロックチェーン」の流れに乗って、世界中に数多く存在する経済的な問題を抱えている人々のための取り組みを開始する必要があると述べています。
私たちは身勝手な行動をやめて、現実世界の問題解決に取り組む必要があります。
ブロックチェーンの流行と共にこれらの問題に取り組めば、銀行口座を持っていない20億人以上の人々全員が経済的な権利を手にすることができます。
リップル社のこれまでの支援活動
Rippleはすでに6月に開始された「University Blockchain Research Initiative(UBRI)」というプロジェクトを通じて、ブロックチェーン、仮想通貨、フィンテックなどに関連する研究と技術革新を支援するために、世界各地の有名大学とも提携しています。
このプロジェクトでは、マサチューセッツ工科大学(MIT)、ノースカロライナ大学、ペンシルバニア大学などを含む計17の大学との提携が結ばれており、5,000万ドル(約55億円)もの寄付が行われています。
この他にもRippleは、世界的人気歌手であるMadonna(マドンナ)氏が運営している非営利団体「Raising Malawi(レイジング・マラウイ)」とも提携しており、今年の8月にアフリカの子供達を救うための慈善活動を行っています。
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