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リップル:中国・清華大学と提携「ブロックチェーン技術研究」奨学金プログラムを開始


中国の清華大学金融科学技術研究所(THUIFR)はリップル(Ripple)社と提携を結び、大学院生を対象としたブロックチェーン技術研究奨学金プログラム(BRSP)を開始したと伝えられています。Crowdfundinsiderによると、このプログラムに参加する学生は、Blockchainに関する国際的な規制について学び、研究開発の最前線に参加することができると伝えられています。

こちらから読む:Ripple社が教育支援する「ブロックチェーン技術」とは

ブロックチェーン技術研究奨学金プログラム

清華大学金融科学技術研究所(THUIFR)は、2017年に清華大学のPBC金融学院、学際情報科学研究所、ソフトウェア学部、法科大学院によって設立された合弁会社です。THUIFRは、中国の若い人々にブロックチェーンに関する国際的な規制についての認識を広めるために、Ripple社と提携してブロックチェーン技術研究奨学金プログラム(BRSP)を開始したと伝えられています。

このプログラムに参加する学生は、国際的な規制に関する”最先端の研究”やブロックチェーン技術に関する政策に参加することができます。

中国政府は仮想通貨に対しては厳しい姿勢を維持していることで知られていますが、ブロックチェーン技術に対しては積極的に研究開発に取り組んでいます。今回のプログラムも同国におけるブロックチェーン分野の発展を促進するものであり、ブロックチェーン業界の未来を担う若い人材を支援する内容となっています。

学生たちの「ブロックチェーン研究」を支援

THUIFRの国際協力開発ディレクターであるIvy Gao氏は「BSRP」の目的について「学生たちがブロックチェーン技術の国際的な規制について”包括的な見解”を持てるようにするため」だと説明しており『このプログラムが将来のブロックチェーン技術研究やキャリアで大いに役立つだろう』と述べています。

また、リップル社の事業運営担当シニアバイスプレジデントであるEric van Miltenburg(エリック・ヴァン・ミルテンブルク)氏は「THUIFR」がブロックチェーンの分野に中国の若いリーダーを巻き込むためのユニークで革新的なアプローチをとっていることに非常に感銘を受けたと語っています。

「学生たちにブロックチェーン技術の研究機会を提供する」というこのプログラムの目標は、リップル社の「University Blockchain Research Initiative」の目標と一致しています。私たちはこのような努力を行なっている「THUIFR」を支持しており、このプログラムの立ち上げを楽しみにしています。

Ripple社はこれまでにも「University Blockchain Research Initiative(大学ブロックチェーン研究イニシアチブ)」を通じて世界中の主要大学と協力してきており、これらの取り組みを通じてブロックチェーン技術や仮想通貨などの学術研究や研究開発の支援を行なってきました。現在世界中の主要な大学で進められているこれらの取り組みは、数年後にブロックチェーン業界の発展を力強く後押しするものとなるでしょう。

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