Ripple(リップル)社は2019年7月30日に、同社の「大学ブロックチェーン研究イニシアチブ(UBRI)」に東京大学と京都大学が参加したことを発表しました。両大学では、すでにブロックチェーンや仮想通貨(暗号資産)に関する研究が行われていると報告されています。
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リップル社が「東京大学・京都大学」の研究を支援
Ripple社の「大学ブロックチェーン研究イニシアチブ(UBRI)」は、世界でもトップクラスの大学と提携して、研究・カリキュラム開発・会議やイベント・奨学金などの面をサポートしており、提携している大学はそれぞれ独自のテーマに焦点を当てて研究を行なっています。
これらの研究に対して財源を提供するとともに、必要に応じて専門知識や技術的資源を提供することによって大学を支援しているリップル社は、東京大学と京都大学でもすでに「ワークショップの開催」や「研究プロジェクトへの資金提供」などを開始しており、ブロックチェーン関連の研究に取り組んでいる学生も複数存在すると報告されています。
京都大学では「移民労働者への送金・難民のデジタルID管理・京都伝統産業のサプライチェーン管理」などにブロックチェーン技術を活用するための研究が行われていると説明されています。
また、東京大学経済学部では「ブロックチェーンや決済に関する一般市民向けの公開セミナー」が開催されており、学部内の教授たちは「金融システムの発展・規制に関する枠組み・金融業界における技術活用の監督」などといった関連トピックに関する研究にも取り組んでいるとされています。東京大学はこの他にも、次世代のイノベーターを育成する取り組みの一環として研究に参加した学生に奨学金を提供することも計画しているとのことです。
日本の大学「仮想通貨・ブロックチェーン」に高い関心
Ripple社のグローバル事業を担当している吉川 絵美(よしかわ えみ)氏は、日本の大学は仮想通貨やブロックチェーンに対して高い関心を持っていると語っています。
日本は暗号資産とブロックチェーンの分野で急速に牽引役となりつつあります。私たちはブロックチェーンと仮想通貨に関する話題に学術界から高い関心を寄せています。
Rippleは、ブロックチェーン・分散型コンピューティング・バンキング・フィンテックなどの分野で、将来を切り開いていく原動力となれるように学生たちを支援しています。
東京大学と京都大学が参加したことによって、Ripple社の「大学ブロックチェーン研究イニシアチブ(UBRI)」に参加する大学は世界14カ国に点在する合計33校となりました。
Ripple社はUBRIのパートナーを順調に増やしており、今年2月には中国の習近平(シュウ・キンペイ)国家主席の母校でもある「清華大学」を含む11校と提携したことも報告されています。
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2019年7月31日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は今月17日に32円台まで下落して以降は横ばいの状態が続いており、2019年7月31日時点では「1XRP=34.54円」で取引されています。
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