Galaxy(ギャラクシー)などのスマートフォンを展開している韓国の大手電子機器メーカー「Samsung(サムスン)」が、メッセージアプリなど提供している「Kakao(カカオ)」の独自通貨として知られる仮想通貨「Klay(クレイ)」に対応した新機種「KlaytnPhone(クレイトンフォーン)」を韓国限定で販売することが「Wall Street Journal」の報道で明らかになりました。
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仮想通貨関連の機能を「多数搭載」
Samsung(サムスン)が新しくリリースするスマートフォン「KlaytnPhone(クレイトンフォーン)」は、韓国のSNS大手「Kakao(カカオ)」が展開するブロックチェーン「Klaytn(クレイトン)」と協力して開発されています。
KlaytnPhoneは、サムスンが展開するスマートフォン「Galaxy Note 10(ギャラクシーノート10)」と同じハードウェア・パッケージとなっているものの、Klaytn専用のウォレットとブロックチェーンアプリが内蔵されていると伝えられています。
販売価格は1,000ドル(約10,650円)となっており、ユーザーは一定数の「Klay」を無料でもらうことができるとも伝えられています。
Klaytnのブロックチェーン上には、すでに複数のアプリケーションが構築されており、
・旅行
・美容
・食品
・金融
・ゲーム
・スポーツ
・エンターテイメント
・ソーシャルメディア
・ヘルスケア
といった様々な分野にわたる包括的なサービスが提供されていることが以前から報告されています。
最近では、カカオのメッセージアプリである「カカオトーク」に仮想通貨ウォレット「Klip」が搭載されることも発表されているため、今後カカオはより幅広い分野に対応した独自のエコシステムを展開していくことになると予想されます。
Samsungはすでに複数の仮想通貨に対応したウォレットと分散型アプリケーション(DApps)を内蔵したスマートフォン「Galaxy S10」を発売しており、今後はGalaxyシリーズの格安スマホにも同様の機能を搭載していくことを予定していると伝えられているため、サムスンの今後の製品発表にも注目です。