東京を拠点とするブロックチェーンソリューションカンパニーである「TEAMZ」は、2019年11月22日に仮想通貨マイニング事業を手掛ける大手企業「BITMAIN(ビットメイン)」と業務提携を締結したと発表しました。TEAMZは今後、日本国内でビットメインのマイニングマシン販売を手掛けていくことになります。
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BITMAINの「Antminerシリーズ」を日本市場に
TEAMZは、東京を拠点とするブロックチェーンソリューション企業であり、日本国内で開催されているブロックチェーンカンファレンスを「TEAMZ BUSINESS SUMMIT」の運営元としても知られています。様々なソリューションをブロックチェーン関連企業に提供している同社は、その取り組みの一環として「BITMAIN」と提携し、ビットメインが開発しているマイニングマシンを日本市場で展開していくと説明しています。
BITMAIN(ビットメイン)は仮想通貨業界を代表するマイニング関連企業であり、中国・米国・イスラエル・オランダ・スイスの5ヵ国にオフィスを構え、ビットコインのマイニングマシンである「Antminer(アントマイナー)」シリーズを販売しています。
仮想通貨マイニングに特化した特定用途向け集積回路(ASIC)を用いている同社のマイニングマシンは、計算力・電気効率共に非常に優れていることでも知られており、世界中のマイナーたちに利用されています。
BITMAINが今年10月に発表したマイニングマシン「Antminer S17+」と「Antminer T17+」を発表しました。これら2つのマイニングマシンは従来のものと比較して電力効率とハッシュレートをさらに改善したモデルとなっており、「Antminer S17+」ではハッシュレートが73TH/s、電気効率は10%改善され40J/THとなっています。「Antminer T17+」のハッシュレートは64TH/sとなっており、こちらも10%改善された電力効率50J/THとされています。
これらの新製品には「デュアルチューブ放熱技術」が搭載されているため、製品内部冷却が効率化された他、冷却用ファンの動作音も低減されており、吸気口と排気口の間のスペースの50%削減にも成功したと報告されています。
ビットメインのマイニングマシンはすでに中国市場をはじめ、世界中の様々な地域で実際に利用されている実績を有していますが、その一方では「調達が難しい」とも言われています。「TEAMZ」と「BITMAIN」は今後、日本市場のポテンシャルに期待し、
・スムーズな顧客獲得チャネルの確立
・日本のブロックチェーン市場の拡大
・ブランドの影響力の拡大
を目指して共にサービスを提供していくと説明しています。
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