
ビットコインマイニング業界に「新たな巨人」誕生|Northern Bitcoin、競合他社と合併
ビットコインマイニングのスタートアップ企業である「Northern Bitcoin AG」は、2019年11月18日に米国の競合他社である「Whinstone US」と合併したことを発表しました。両社はアメリカ・テキサス州で「世界最大のビットコインマイニング施設」を建設するとしています。
こちらから読む:ビットコインの「マイニング」とは?まずは仕組みから
容量1GWの「大規模マイニング施設」を建設
Northern Bitcoin AGが合併すると発表した「Whinstone US」は、2014年からブロックチェーン業界で成功を収めている企業であり、オランダ・スウェーデン・アメリカに独自のマイニング施設を設立しています。同社は数週間前にテキサス州にある100エーカー以上の土地で新しいマイニング施設の立ち上げを開始しており、「Northern Bitcoin」はこのマイニング施設の設立に協力することになります。
両社は"サッカー場約57個分"に相当する広さを誇る土地で地元の建設企業と共に「北米最大のデータセンター」と「1ギガワットの容量を持つ世界最大のビットコインマイニング施設」建設に向けた3段階のプロジェクトに取り組んでいるとのことです。
2020年第1四半期に予定されている最初の建設段階を完了すると、マイニング施設の容量は「300メガワット」に達すると報告されており、2020年第4四半期には「1ギガワット」まで拡張される予定だとされています。
マイニング大手「BITMAIN」を凌ぐ世界的リーダーに
マイニング大手「BITMAIN(ビットメイン)」が先月末に立ち上げを発表したビットコインマイニング施設も"世界最大規模"だとされていましたが、このマイニング施設は現時点で「25メガワット」となっており、拡張後の最終的なワット数も「300メガワット」だとされていたため、今回発表されたマイニング施設はビットメインの規模を遥かに上回ることになります。
「Northern Bitcoin」と「Whinstone US」による合弁会社は『2020年初頭の取引を完了することによって、"ビットコインマイニングの世界的リーダー"として地位を確立したい』と述べており、Whinstoneの経営陣は「Northern Bitcoin」の取締役会を短期間で補完したいと語っています。
ドイツの金融都市として有名なフランクフルトに拠点を置く「Northern Bitcoin」は、2018年にビットコインマイナーとして登場して以降、急速な成長を遂げています。ビットコインマイニング業界では大手企業間での競争が続いていますが、今後もそのような競争はさらに激しくなっていくことになると予想されます。

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