スポーツやエンターテイメント関連のトレーディングカードがついたお菓子の製造・販売などを行なっているアメリカの大手企業「Topps Company(トップス・カンパニー)」は、2020年3月2日にデジタルグッズの作成・販売・取引を行うことができるブロックチェーンプラットフォーム「ワックス(WAX/WAXP)」と提携し、ブロックチェーン技術を用いたトレーディングカードを発行すると発表しました。
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WAXと提携し「ブロックチェーンカードグッズ」を発行
Topps Company(トップス・カンパニー)は、1938年に設立されたチューインガム・キャンディー・コレクショングッズなどの製造販売を手掛けている米国の大手企業であり、「アメリカンフットボール・野球・バスケットボール・サッカー・アイスホッケー」などといったスポーツ関連のトレーディングカードや「スターウォーズ」などといったエンターテイメント関連のトレーディングカードを発行している大手メーカーとして知られています。
同社が提携を結んだ「ワックス(WAX/WAXP)」は、ゲーム内アイテムの売買サイトを運営する会社が立ち上げたオンラインゲームアイテムの売買を行う分散型台帳取引プラットフォームであり、開発者の人々が簡単にデジタルグッズを作成・販売・取引できるようにするためのサービスを提供しています。
Topps CompanyとWAXは今回の提携を通じて、Topps Companyが発行しているトレーディングカードシリーズ「Garbage Pail Kids」の誕生35周年を記念した”ブロックチェーンカード版”を発行します。「Garbage Pail Kids」は、1985年に公開された「Cabbage Patch Kids」のキャラクターをパロディ化したステッカータイプのカードであり、当時高い人気を得ていたカードの一つだとされています。
このカードはWAXのブロックチェーン技術を用いたToppsの専用プラットフォームで今後数週間以内に購入・販売・取引することができるようになるとのことです。
今回の発表では「Garbage Pail Kids」のカードを発行することが発表されていますが、Topps Companyはこの他にも非常に多くの種類のトレーディングカードを発行しているため、将来的には同社が発行しているその他のカードもトークン化されることになると期待されています。
2020年3月4日|ワックス(WAX/WAXP)の価格
ワックス(WAX/WAXP)の価格は先月27日に3円台まで下落したものの、その後はやや回復しており、2020年3月4日時点では「1WAXP=5.12円」で取引されています。