カルダノ(Cardano/ADA)の開発者であるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は2020年5月29日のツイートで、現在テスト・開発が進められているカルダノブロックチェーンの大型アップグレード「Shelley(シェリー)」公開に向けた具体的なスケジュールを公開しました。
こちらから読む:ELLIPALウォレット、”ADA購入機能”を追加「Cardano」関連ニュース
待望の「Shelleyローンチスケジュール」公開
カルダノ(Cardano/ADA)は以前からカルダノブロックチェーンの新しいバージョンである「Shelley(シェリー)」の公開に向けた準備を進めており、現在は「Shelleyインセンティブ付きテストネット」で一部のADA保有者も交えながらテストが進められています。
「Shelleyインセンティブ付きテストネット」は順調に進んでおり、テストネット参加者の数も当初の予定を大幅に上回る人数にまで増加していることが報告されていたため、今後の正式ローンチに期待が高まっていましたが、本日2020年5月29日には、カルダノプロジェクトの開発を担当している「IOHK」でCEOを務めているCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏から“Shelley公開に向けた具体的なスケジュール”が公開されました。
Shelley(シェリー)公開に向けたスケジュール
公開されたスケジュールによると、Shelleyの実装予定日は2020年7月29日とされており、その他の大まかなスケジュールは以下のようになっています。
【Cardano Shelley公開までのスケジュール】
2020年6月9日:Shelleyパブリックテスト&フォーセットの開始
2020年6月16日:Shelleyテストウォレットが利用可能に
2020年6月23日〜30日:メインネットの候補
2020年6月30日:Shelleyのコードをリリース(目標)
2020年7月7日:Shelleyのコードをリリース(バックアップ)
2020年7月29日:Shelleyハードフォーク実施(Shellyの時代へ)
2020年8月3日:テストネットのリワードが利用可能に
2020年8月18日:最初のステーキング・リワード(報酬)配布
なお、現在カルダノは「Byron(バイロン)」と呼ばれるバージョンの時代にありますが、2020年7月29日に予定されている”Shelleyハードフォーク”の実施以降は正式に「Shelley(シェリー)」の時代へと突入することになります。
現在テストが進められている「Shelleyインセンティブ付きテストネット」のステーキングで獲得したADAは、2020年8月3日から利用できるようになる予定だとされています。
Shelleyが注目されている理由は?
Shelley(シェリー)への移行で特に注目されている点としては「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」と呼ばれるコンセンサスメカニズムと、それに伴う「ステーキング・リワード(報酬)」などが挙げられます。
Shelleyが正式に公開されると、ADA保有者は自分が保有しているADAを”ステークプール”に預けてネットワークの管理に貢献することによって、ADA保有量・期間に応じた報酬を受けることができるようになります。
この仕組みはすでに「Shelleyインセンティブ付きテストネット」を通じて”参加を希望する一部のADA保有者”の間でテストされていますが、2020年5月21日時点ではステーキングに参加しているアクティブユーザーの数が「19,842人」にまで達していると報告されていたため、正式ローンチ後も多くの人々がステーキングに参加することになると予想されます。
こちらの記事も合わせてどうぞ
2020年5月29日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は4月末頃から6円付近で停滞していたものの、先日28日にはその抵抗線を突破し、2020年5月29日時点では「1ADA=6.96円」まで回復しています。
ADAを購入することができる仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)の登録方法はこちら