Cardano Shelleyテストネット:アクティブユーザー数「20,000人」迫る
カルダノ(Cardano/ADA)の「Shelleyインセンティブ付きテストネット」は、稼働当初から順調に参加者を増やしていることが報告されていましたが、現在その規模はさらに拡大しておりADAのステーキングに参加しているアクティブユーザーの数は2020年5月21日時点で19,842人にまで達していると報告されています。
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アクティブプール数「1,000到達」も目前に
カルダノ(Cardano/ADA)プロジェクトでは昨年12月頃から「Shelleyインセンティブ付きテストネット」が公開されており、将来的にメインネットで利用可能になる"ステーキング"などのテストが実施されています。ステーキングとは、特定の仮想通貨を保有することによってブロックチェーンネットワークの管理に貢献し、その対価として報酬が得られる仕組みのことを指します。
「Shelleyインセンティブ付きテストネット」でADA保有者から委任を受ける"ステーキングプール"の目標登録数は100となっていたにも関わらず、2020年2月には登録済みプール数がその10倍以上である"1,046"に達したことが報告されていましたが、2020年5月21日には登録済みプール数がさらに増加し「1,282」に達していると報告されています。
また、実際に稼働している"アクティブプール数"に関しては全体の75.5%にあたる「968」にまで増加したとされており、アクティブユーザー数は「19,842」、委任されたADAの数量は「128.2億ADA」に達していると報告されています。
テストネット参加者などの数は過去数ヶ月間で順調に増加し続けているため、そう遠くない将来には「アクティブプール数1,000、アクティブユーザー数20,000」を突破することになると予想されます。
「マイクロチップ開発」などでも話題に
「Shelleyインセンティブ付きテストネット」の規模が拡大している一方では、カルダノプロジェクトで開発を担っている「IOHK」の新たな取り組みも複数の面で注目を集めています。
「Cointelegraph」が先日21日に報じた内容によると、IOHKは現在、同社が50万ドル(約5,400万円)の寄付を行っている「ワイオミング大学のブロックチェーン研究開発ラボ」と協力して"インターネットにアクセスせずに仮想通貨を移行することができるマイクロチップ"の開発に取り組んでいるとされています。
仮想通貨業界全体の開発を促進するためにオープンソースプロジェクトとして進められているこのマイクロチップは「仮想通貨に"現金"にような体験をもたらす」などといった数多くの画期的なユースケースにつながる可能性があると説明されており、カルダノプロジェクトで重要視されている「農業」や「発展途上国」にも導入されると伝えられています。
この他にも、カルダノの新しいブロックチェーン・エクスプローラーである「Cardano Explorer 1.0.0」が20日に公開された他、IOHKが「Hyperledger Project(ハイパーレジャー・プロジェクト)」と「World Wide Web Consortium(W3C)」に参加することなども報告されているため、Cardano関連の話題には注目が集まっています。
(参照:Cardano Forum)
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カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先日22日に5.50円付近まで下落したものの、その後はやや回復しており、2020年5月23日時点では「1ADA=6.01円」で取引されています。
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