アメリカ・ニューヨーク州の暗号資産関連企業にライセンスを発行している「ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)」は2020年8月3日に、カストディ(保管)と上場が認められた仮想通貨のリスト(グリーンリスト)を公開しました。このリストには、カストディに関しては10銘柄、上場に関しては8銘柄が承認されていることが記されています。
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「カストディは10銘柄、上場は8銘柄」を承認
ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が公開した「グリーンリスト」には、ニューヨーク州で仮想通貨関連事業を行うためのライセンスを取得している企業が取り扱うことができる暗号資産が掲載されています。
このリストは承認されているサービスの種類に応じて「カストディ(保管)」と「上場」の2つに分けられており、今回公開されたリストではカストディで10銘柄、上場で8銘柄が承認されていることが記されています。それぞれのサービスで承認されている暗号資産は以下の通りです。
【カストディが認められた暗号資産】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(Ripple/XRP)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)
・イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)
・ジェミナイドル(Gemini Dollar/GUSD)
・PAXゴールド(Pax Gold/PAXG)
・パクソススタンダード(Paxos Standard/PAX)
・バイナンスUSD(Binance USD/BUSD)
【上場が認められた暗号資産】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)
・ジェミナイドル(Gemini Dollar/GUSD)
・PAXゴールド(Pax Gold/PAXG)
・パクソススタンダード(Paxos Standard/PAX)
・バイナンスUSD(Binance USD/BUSD)
カストディ・上場が認められた暗号資産はほぼ同じであるものの、XRPとETCの2銘柄は「上場可能な暗号資産」のリストから除外された形となっています。なお、これら2つの暗号資産がリストから除外された理由については明らかにされていません。
正式にライセンスを取得している企業は、このリストに記載されている暗号資産を認められている目的の範囲内で使用できることになりますが、ニューヨーク州金融サービス局は『ライセンスを受けた企業がグリーンリストのコインを使用すると決定した場合には、使用する前にNYDFSに通知する必要がある』と強調しています。