ビットコインなどの仮想通貨に関する大胆な価格予想を語っていたことでも知られるJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏は今月始めに脱税などの容疑で逮捕されていましたが、先日9日には同氏の妻であるJanice McAfee(ジャニス・マカフィー)氏が同氏から預かったメッセージをTwitterに投稿したことが明らかになりました。ジャニス氏はマカフィー氏の釈放に向けて全力で取り組んでいることを語っています。
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マカフィー氏『刑務所でも楽しくやっている』
John McAfee(ジョン・マカフィー)氏は2020年9月5日に米国司法省から脱税容疑で起訴されており、その後はスペインで逮捕、現在は米国への身柄引き渡しを待っている状態となっています。
逮捕後はマカフィー氏のTwitterアカウントも更新されていない状態が続いていましたが、2020年10月9日にはマカフィー氏の妻であるJanice McAfee(ジャニス・マカフィー)氏がマカフィー氏と面会したことを報告し、マカフィー氏から預かったメッセージをTwitter上に投稿しています。
マカフィー氏はメッセージの中で『刑務所の中でも楽しく過ごしている』と報告しており、『スペインの刑務所はそれほど悪いところではない』と説明しています。
クイックアップデート:
今日はジョンと話すことができました。彼はまだ元気で、皆さんにこのメッセージを届けたいと言っていました。『私の友人たちへ、刑務所からこんにちは。私はとても楽しく過ごしています。スペインの刑務所はそれほど悪くありません。好きな服を着ることができますし、喫煙したり交流したりすることもできます。ターンダウン・サービスがないヒルトンのようなものです。
私の同房者は有名なドラッグディーラーです。もっと早く彼に知り合っていたらよかったと思います。刑務所の庭は殺人者でいっぱいですが、ほとんどはいい人たちです。私はほとんどの時間を壁に背を向けて過ごしています。
会えなくて寂しいですが皆さんを愛しています。可能であればまた更新します。』
ジャニス氏は「マカフィー氏釈放」に向けて全力
マカフィー氏の妻はマカフィー氏を釈放するために全力で取り組んでいることを報告しており、『最終的には弁護士次第ということになるが、私たちは最高の弁護士チームを有しているため良い結果を期待している』と語っています。
ジャニス・マカフィー氏は2020年10月6日のツイートで「マカフィー氏の拘束に関する私の声明」という文章を投稿し、『ジョンが何をしたかどうかに関わらず、彼は自分の自由のためだけでなく、アメリカと世界中の全ての人々の自由のために戦ってきた』と語っています。
マカフィー氏は昨年Twitterに投稿した動画の中で”自分が税金を払っていないこと”を認めていますが、所得税を払うことは断固拒否しており、昨年6月のツイートでは『所得税を払って帰って来いという人もいるが絶対に嫌だ。所得税は憲法違反だ。屈服すれば問題が解決すると信じるのはやめろ!』と語っています。
同氏は「合計5件の脱税」と「5件の故意の申告漏れ」で起訴されており、もしも有罪判決を受けた場合には最高で懲役30年の刑を言い渡される可能性があると報じられています。
なおマカフィー氏の公式Twitterアカウントは逮捕後更新されていなかったものの、現在は「テキスト画像」を投稿する形で新しいメッセージが投稿されており、本日10日には『私はFBI・CIAおよびその他のほとんどの政府機関の汚職に反対する』といった内容のメッセージも投稿されています。