サトシ・ナカモトの正体「突き止めるのは簡単だ」ジョン・マカフィー氏が発言

by BITTIMES

ウイルス対策ソフトなどの開発を手掛ける企業「McAfee(マカフィー)」の創業者として知られるJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏が、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を作成したことで知られる"サトシ・ナカモト"の正体を『99%の確率で知っている』と述べた上で、『身元を突き止めるのは簡単だ』と語ったことがコインテレグラフのインタビューで明らかになりました。

こちらから読む:Telegramは"BTC取引機能"を導入すべき「仮想通貨」関連ニュース

BTCは「11人のチーム」によって考案された

John McAfee(ジョン・マカフィー)氏は2020年4月26日〜5月2日の期間にかけて開催された国際的なブロックチェーンカンファレンス「Virtual Blockchain Week(バーチャル・ブロックチェーン・ウィーク)」の中で、仮想通貨メディア「コインテレグラフ」のインタビューに答えた際に『99%の確率でサトシ・ナカモトの身元を知っている』と主張したと伝えられています。

サトシ・ナカモトは「個人である」と考えている人も多いですが、マカフィー氏はこのような説は"ナンセンスだ"と否定しており『ビットコインは5年間をかけて11人のチームによって考え出された』と語っています。

彼らがどのようにして"誰が論文を書くか"を決定したかはわかりません。しかし、誰が書いたかを知っている人はいるかもしれません。クレイグ・ライト氏という選択肢もあるでしょう。他の全員の名前をあげるつもりはありませんが、誰かがホワイトペーパーを書きました。

文章スタイルから「イギリス人」だと断定

「サトシ・ナカモト」は日本人の名称なのでその正体も日本人であると考える人も多いですが、マカフィー氏は『ホワイトペーパーの執筆者は"イギリス人"だ』と述べており、文章スタイルの特徴を統計学的に分析して筆者を特定する手法である「スタイロメトリー」を使用してホワイトペーパーを分析するだけでそのことを見抜くことができると説明しています。

ホワイトペーパーを読めば執筆者がイギリス人であることは明白です。イギリスとアメリカでスペルが異なる英語では、全てイギリス英語が使用されています。

ピリオドの後にスペースを2つ打つ人は人口の5%だけです。全ての文章のピリオドの後に2つのスペースがありました。そして、文章の形式は彼が専門的に発表した文章と同じでした。

200ドルのオーサーシッププログラムを購入してホワイトペーパーを所有し、調査すると良いでしょう。彼が発表した論文のうちのどれかを手に入れてみてください。11人全員が論文を書いていますが、99%の確率でサトシだとわかるのは1人だけです。

マカフィー氏が「サトシの正体」を明かさない理由

マカフィー氏は元々"サトシ・ナカモトの正体"を公開する予定だったものの、本人と電話で直接話した後に公開することをやめたと報告されています。

私は彼と電話で話しました。実は彼が誰であるかを明かすつもりでした。なぜかって?このような馬鹿げたことは全て馬鹿げていて、人々が意味もないことで時間を無駄にしていたからです。

そしたら彼は私になんと言ったと思いますか?彼は『わかった。でももし君が間違っていたらどうするだ』と言って『もし君が正しいとしたら、私は50人の警備員を雇って人生を変えないと死んでしまうと言いに行くよ』と言いました。なぜかって?みんなが彼のビットコインを欲しいと思うでしょう。納税を要求する政府も含めてね。

このように語るマカフィー氏は『もしも間違っていたら無実の人の人生を永久に破壊することになり、おそらく彼を死なせてしまうかもしれない』と述べており、そのような考えから自分の口からは"サトシ・ナカモトが誰か"を明かさないことを決意したと伝えられています。

しかし同氏は『どうしても知りたいのであれば自分で調べればいい。それは簡単だ』とも述べています。

マカフィー氏昨年4月にも"サトシ・ナカモトの正体"について言及しており、
・ホワイトペーパーを書いたのはアメリカ在住の人であること
・ホワイトペーパーを書いたのは男性であること
・サトシは中央情報局(CIA)ではないこと
・サトシは政府機関でもないこと
などを含めた「15のヒント」を挙げています。

>>「コインテレグラフ」の報告はこちら

仮想通貨ニュース|新着

米国上院議員、トランプ大統領のWLFIやUSD1に懸念表明|規制当局に対応求めるNEW

米国上院議員、トランプ大統領のWLFIやUSD1に懸念表明|規制当局に対応求める

「政府での技術採用=投機とは異なる長期保有」カルダノ創設者が仮想通貨準備金にコメントNEW

「政府での技術採用=投機とは異なる長期保有」カルダノ創設者が仮想通貨準備金にコメント

米FDIC、事前承認なしでの銀行の仮想通貨取引を承認|金融規制は転換点へNEW

米FDIC、事前承認なしでの銀行の仮想通貨取引を承認|金融規制は転換点へ

リップル社、アフリカ全土での仮想通貨決済を実現|チッパーキャッシュ社と提携

リップル社、アフリカ全土での仮想通貨決済を実現|チッパーキャッシュ社と提携

ブラジル議会「ビットコイン準備金創設」合意間近か=報道

ブラジル議会「ビットコイン準備金創設」合意間近か=報道

パナマ、仮想通貨決済の合法化法案を提出|行政へのブロックチェーン導入も推進へ

パナマ、仮想通貨決済の合法化法案を提出|行政へのブロックチェーン導入も推進へ

仮想通貨入門 - 基礎知識

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

市場分析・価格予想

ビットコイン価格「FRBの金融緩和・トランプ大統領の関税緩和」で底を打つ|10xリサーチ創設者

ビットコイン価格「FRBの金融緩和・トランプ大統領の関税緩和」で底を打つ|10xリサーチ創設者

ビットコイン価格86,000ドルに回復|パウエルFRB議長「インフレのペースを緩める」

ビットコイン価格86,000ドルに回復|パウエルFRB議長「インフレのペースを緩める」

ビットコイン「100万ドル到達時に売る?売らない?」Redditユーザーの白熱議論

ビットコイン「100万ドル到達時に売る?売らない?」Redditユーザーの白熱議論

「ビットコインは究極の基軸通貨へ」25万ドルは始まりに過ぎない|ティム・ドレイパー氏

「ビットコインは究極の基軸通貨へ」25万ドルは始まりに過ぎない|ティム・ドレイパー氏

ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」

ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」

セイラー氏、ルミス議員らが登壇「米国がビットコイン導入の先頭に」BPI主催サミット

セイラー氏、ルミス議員らが登壇「米国がビットコイン導入の先頭に」BPI主催サミット