約350億ドル(約3.6兆円)もの資産を運用している米国の投資顧問会社「Mariner Wealth Advisors」は2020年11月17日に、暗号資産投資会社である「Eaglebrook Advisors」との提携を通じて、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)への投資を可能とする新しいサービスの提供を開始することを発表しました。
大口投資家の仮想通貨市場参入に期待
米国の投資顧問会社「Mariner Wealth Advisors」は2020年11月18日に、仮想通貨ビットコイン(BTC)への投資を希望する同社のクライアントが「Eaglebrook Advisors」を通じて”SMA口座(*1)”を開設することができるようになることを発表しました。
(*1)SMA口座:投資家が証券会社などのサービス提供業者にまとまった資金を預けて資産管理・資産運用を行うためのラップ口座の一形態
「Eaglebrook Advisors」はアメリカ・ワシントンDCに拠点を置く暗号資産に特化した投資会社であり、登録投資助言業者(RIA)やフィナンシャルアドバイザー向けにサービスを提供しています。
「Eaglebrook Advisors」はビットコイン投資に関わる資金移動・取引・税金の計算などといった様々な業務を合理的に処理するため、フィナンシャルアドバイザーはクライアントの資産配分戦略と全体的な財務計画にビットコインを含めることができるようになると説明されています。
現時点で同サービスが対応している暗号資産は”ビットコインのみ”となっており、ビットコインを保管するためのカストディアンとしては大手暗号資産取引所である「Gemini(ジェミナイ)」が選ばれたとされています。
「Mariner Wealth Advisors」は約350億ドル(約3.6兆円)もの資産を運用している大手投資顧問会社であるため、新サービスが開始されることによって仮想通貨市場への大口投資家参入が促進されると期待されています。なお、このサービスは2020年末頃から開始される予定だと伝えられています。