米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」は先日”IPO(新規株式公開)に向けて米国証券取引委員会(SEC)に申請書類を提出したこと”を発表しましたが、「Business Insider」の報告によると、同社はIPO関連で「Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)」と協力していると伝えられています。
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ゴールドマン・サックスに「IPO申請の処理」依頼か
Coinbase(コインベース)は今月17日に、新規株式公開(IPO)に向けて新規株式を取引所に上場させるための証券登録届出書であるS-1の登録申請書を「米証券取引委員会(SEC)」に非公開で提出したことを発表しました。
この書類は現在「審査待ち」の状態であるためその詳細は明らかにされていないものの、「Business Insider」が”事情に詳しい人物の話”として報じた内容よると『コインベースはGoldman Sachs(ゴールドマン・サックス)にIPO申請の処理を依頼している』とされています。
この件に関しても多くの情報は明らかにされておらず、Coinbase側もメディアからの問い合わせに対してコメント拒否していると伝えられていますが、複数のメディアはコインベース共同設立者である「Fred Ehrsam(フレッド・エールサム)氏」と「Goldman Sachs」の関係を強調しています。
Fred Ehrsam(フレッド・エールサム)氏はコインベース設立前に「Goldman Sachs」で外国為替トレーダーを務めた経歴を有している人物であり、2017年にCoinbaseを去った後も取締役会メンバーとして残っているとされているため、ゴールドマン・サックスとの協力には同氏が関係している可能性もあると考えられています。
コインベースのIPOは確定したわけではないないものの、提出された申請書類が承認された場合には米国で初めて大手仮想通貨取引所が上場することになるため、これらの動きには大きな注目が集まっています。