仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

Ripple社:XRPの有価証券問題で「新たな集団訴訟」に直面

米国証券取引委員会(SEC)から『未登録の有価証券(XRP)を販売した』として提訴されているRipple(リップル)社が、アメリカ・フロリダ州で新たな集団訴訟に直面していることが明らかになりました。

Ripple社や子会社に対して集団訴訟

Ripple(リップル)社は2020年12月に米国証券取引委員会(SEC)から『未登録の有価証券(XRP)を販売した』として提訴されていましたが、2021年1月25日にはアメリカ・フロリダ州のミドルディストリック連邦裁判所に新たな訴訟の書類が提出されました。

今回の訴訟はフロリダ州に住むTyler Toomey氏が「Ripple Labs」と同社のCEOである「Brad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏」さらにマネーサービス事業者として登録されているRipple社の子会社「XRP II, LLC」に対して行なったものであり、原告側以下のように主張してXRPの損失に対する賠償を求めています。

原告であるTyler Toomey氏は2020年11月24日頃に「135XRP」を97.80ドル(約9,780円)で購入した後に、2020年12月7日と28日の2回分けてそれらXRPを20ドル(約2,000円)と28.56ドル(約2,856円)で売却したため、合計で50%強(48.56ドル)の損失を被ったと報告されています。

Tyler Toomey氏の損失額は比較的少額であるものの、今回の訴訟は「集団訴訟」の形式で提出されているため、今後同様の立場にあるXRP投資家がこの訴訟に参加することになれば、損失額はさらに大きくなる可能性があると予想されています。

リップル社に対する米SECの訴訟に関しては、XRP擁護派から米国政府に「リップル訴訟の停止」を求める署名活動なども行われていましたが、この署名活動が行われていた「WE the PEOPLE」のページはすでに削除されており、現在はバイデン政権のホワイトハウス公式サイトへとリダイレクトされるようになっています。

>>「Ripple社に対する訴訟の内容」はこちら

2021年1月28日|エックスアールピー(XRP)の価格

エックスアールピー(XRP)の価格は今月7日に36円付近まで回復したものの、その後は再び下落しており、2021年1月28日時点では「1XRP=27.08円」で取引されています。

2020年12月29日〜2021年1月28日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)