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Linkin Parkのマイク・シノダ氏「NFT形式の音楽作品」をリリース

世界的に人気のミクスチャーロックバンド「Linkin Park(リンキン・パーク)」でボーカル・ギター・ラップ・キーボードを担当しているMike Shinoda(マイク・シノダ)氏は2021年2月7日に、Non-Fungible Token(NFT)を売買することができるプラットフォーム「Zora」でNFT形式で発行された音楽作品のオークションを開始したことを明らかにしました。

マイク・シノダ氏「NFT形式の音楽作品」を販売

Linkin Park(リンキン・パーク)でボーカル・ギター・ラップ・キーボードを担当しているMike Shinoda(マイク・シノダ)氏は2021年2月7日のツイートで、Non-Fungible Token(NFT)を売買することができるプラットフォーム「Zora」でNFT形式で発行された音楽作品のオークションを開始したことを明らかにしました。


マイク・シノダ氏がリリースした作品は『One Hundredth Stream』というタイトルで出品されており、リンク先のページで実際に楽曲を視聴することができるようになっています。

この作品はZoraの公式サイトに「MetaMask(メタマスク)」などの仮想通貨ウォレットを接続することによって購入することができるようになっており、記事執筆時点では「4.01wETH(約68万円)」の価格が付けられています。

「NFTは人々の作品に価値をもたらす」と説明

マイク・シノダ氏が「Zora」で出品している作品は記事執筆時点で『One Hundredth Stream』のみとなっており、同氏は今回の作品リリースについて”実験”だと語っていますが、Twitter上では『一般的な音楽配信サービスに楽曲のフルバージョンをアップロードしたとしても、手数料・レーベルへの支払い・マーケティング費用などがかかるため、収入が1万ドルに近づくことはない』とも説明が行われています。

このように語るシノダ氏は『今回のNFTは楽曲ではなく”楽曲から成り立つNFT”だ』と語っており、『NFTを利用するとインスタグラムにアップロードしているような個人の作品に価値を生み出すことができる』ということを説明しています。

誰かが私の作品を1万ドルで入札してくれました。ありがとうございます。何人かの人々は『これが何なのか』について混乱しているようなので詳しく説明します。簡単な答えは「実験」です。

これはオークションようなものであり、価格は入札者によって決定され、最後に1人の人がNFTを取得することができます。ゲームで1種類のアイテムを所有したり、インスタグラムの投稿を「所有する」ようなものと考えてください。もしも楽曲を世界中の広告プラットフォームにアップロードしたとしても、手数料・レーベルへの支払い・マーケティング費用などを差し引くと、1万ドルに近づくことはありません。

このNFTは楽曲ではなく「楽曲から成り立つNFT」であり、オーディオとビデオをリッピングすることもできます。そして、その曲の人気が高まれば、間違いなくNFTの価値が高まります。もしもあなたが『現在の入札価格はこのアイテムには高すぎる』と考えていたとしてもそんなことは関係ありません。重要なのは『1人の人が”この作品にはそれだけの価値がある”と考えていること』です。

これは「型破りなアートを作っている人」や「自分のアートを”アートではない”と言われた人」などにとって非常に興味深いはずです。価値があるかどうかはコミュニティが決めます。

『インスタグラムにアップロードするものには価値がない』という考えは間違っています。その作品はインスタグラムにとって非常に価値のあるものであり、彼らはそのようなユーザーの行動でお金を稼いでいます。NFTではあなたがインスタに投稿したものと全く同じアイテムが”あなた”に直接価値をもたらします。

仮想通貨業界では既に「アート音楽ゲームスポーツ」などといった様々な分野でNFTが発行されていますが、マイク・シノダ氏のような著名人がNFT形式の楽曲をリリースすることによって、今後は音楽業界でもNFT関連の活動が活発化していくことになると期待されます。

>>「Zora」の公式サイトはこちら