米国の投資銀行「Morgan Stanley(モルガン・スタンレー)」が、富裕層や法人顧客向けにビットコイン投資商品の販売を開始することが「CNBC」の報道で明らかになりました。この商品は同社の資産運用部門に200万ドル以上を預けている顧客向けに提供されるとのことで、早ければ2021年4月にも提供されると伝えられています。
3つの「ビットコイン関連ファンド」提供へ
Morgan Stanley(モルガン・スタンレー)が、富裕層や法人顧客向けにビットコイン投資商品の販売を開始することが「CNBC」の報道で明らかになりました。
「CNBC」の報道によると、この件について直接知っている匿名の人物は『モルガン・スタンレーは社内メモの中で、ビットコインの保有を可能にする3つのファンドを提供する』と語ったとのことで、提供されるファンドの2つは「Galaxy Digital」が運用するものであり、もう1つは「NYDIG」と「FS Investments」が共同で運用するものだと伝えられています。
モルガン・スタンレーからの公式発表は行われていないものの「Galaxy Digital」のCEOであるMichael Novogratz(マイケル・ノヴォグラッツ)氏は3月18日のツイートで『ビットコインファンドへのアクセスを提供する米国初の銀行モルガン・スタンレーと提携できることに興奮している』とコメントしているため、この報道内容は事実であると見られています。
これらのファンドを購入できるのは「200万ドル(約2億円)の資産を預け入れている投資家」と「預け入れ資産が最低500万ドルの投資会社」のみとされており、どちらも口座開設から6ヶ月以上経過している必要があると伝えられていますが、早ければ2021年4月から提供される可能性があるとも報じられています。