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送金アプリVenmo:暗号資産4銘柄の取引機能「Crypto on Venmo」提供開始

決済大手「PayPal(ペイパル)」が所有するモバイル送金サービス「Venmo(ベンモ)」は2021年4月20日に、暗号資産を取引・保管することができる新機能『Crypto on Venmo』を追加したことを発表しました。Venmoは発表時点で「ビットコイン・イーサリアム・ライトコイン・ビットコインキャッシュ」の仮想通貨4銘柄をサポートしています。

仮想通貨は「BTC・ETH・LTC・BCH」をサポート

Venmo(ベンモ)は2021年4月20日に、暗号資産を取引・保管することができる新機能『Crypto on Venmo』を追加したことを発表しました。

利用可能な暗号資産は以下の4種類となっており、取引は2021年4月20日から開始、暗号資産の売買は最低1ドル(約108円)から行うことができるとされています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
イーサリアム(Ethereum/ETH)
ライトコイン(Litecoin/LTC)
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)

『Crypto on Venmo』を利用すると、Venmoに保管されている資金やVenmoに紐付けられた銀行口座・デビットカードなどを使用して簡単に暗号資産を売買することができるとされており、全ての取引はVenmoアプリで直接管理されると説明されています。

なお、この仮想通貨取引機能はニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から認可された米ドル連動ステーブルコイン「PAX」を発表している「Paxos Trust Company」と「PayPal」のパートナーシップによって実現しています。

仮想通貨を学ぶためのサービスなども提供

(画像:Venmo)

『Crypto on Venmo』では暗号資産のトレンドを表示させたり、アプリ内のガイドやビデオにアクセスしてよくある質問の答えを確認したりなど、仮想通貨の世界について詳しく知ることができるとも説明されています。

VenmoのDarrell Esch氏は公式発表の中で『私たちの目標は信頼あるVenmoのアプリで、利用者が簡単に暗号資産を売買できるようにし、消費者の方々が抱く一般的な質問や誤解についてわかりやすく説明するプラットフォームを提供することだ』コメントしています。

同社が2020年に実施した顧客行動調査の結果では、Venmo利用者の30%以上がすでに『仮想通貨や関連株を購入した経験がある』と回答したとされています。なお、そのうちの20%は新型コロナウイルスのパンデミック中に仮想通貨を購入したとも報告されています。

仮想通貨関連サービスは「PayPal」含めた様々な企業で提供が開始されていますが、今回新たに「Venmo」でサービスが開始されたことによって、今後は仮想通貨がさらに一般化していくと期待されます。なお『Crypto on Venmo』は現時点で一部のユーザーのみに提供されており、今後数週間以内には全てのユーザーが利用可能になるとされています。

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