Bakkt「ビットコイン対応の消費者向けアプリ」公開|スタバカードのチャージ機能も

ビットコイン先物取引などを提供している米国の仮想通貨関連企業「Bakkt(バックト)」は2021年3月30日に、ビットコイン(BTC)を用いたチャージ機能などを備えた消費者向けのウォレットアプリである「Bakkt App」をリリースしたことを発表しました。このアプリはリリース時点で「Starbucks、GolfNow、Best Buy、Choice Hotels、Fiserv」などの企業と連携していると報告されています。

目次

消費者向けアプリ「Bakkt App」正式リリース

Bakkt(バックト)は2021年3月30日に、ビットコイン(BTC)を用いたチャージ機能などを備えた消費者向けのウォレットアプリである「Bakkt App」をリリースしたことを発表しました。

「Bakkt App」は仮想通貨・報酬ポイント・ロイヤリティなどといった様々なデジタル資産を活用できるようにすることを目的とした消費者向けアプリであり、現在は「App Store」と「Google Play Store」の両方でリリースされています。

このアプリは元々2020年にリリースされる予定となっていましたが、その後予定変更でリリース時期が大幅に遅れていました。Bakktの公式発表によると「Bakkt App」は正式リリース前の招待制テストで50万人以上によって利用されたと報告されています。

「Starbucks・Best Buy」などの大手企業と連携

「Bakkt App」は様々な企業の報酬ポイントやロイヤリティと一緒に仮想通貨を管理・使用することができるように設計されていますが、今回の発表では同アプリと連携している企業として以下のような企業名が挙げられています。

BTCによる「スタバカードのチャージ」も可能

具体的なアプリの使用例としては『スターバックスの利用者は、Bakkt Appでサポートされているロイヤルティポイント・リワードポイント・ビットコイン・マイレージマイル・ギフトカードなどを米ドルに変換して、スターバックスカードにチャージできる』といった例が挙げられています。

また、世界最大の家電量販店である「Best Buy(ベストバイ)」では、Bakktに連携したVisaデビットカードを利用することによって、”商品値下げ”などといった特典を受けることもできるとされており、その他の連携企業では各社が提供する報酬ポイントをBakkt Appで様々な形で利用することができると説明されています。

BakktのCEOであるGavin Michael(ギャビン・マイケル)氏は「Bakkt App」のリリースについて次のようにコメントしています。

一般的な消費者の人々は、ギフトカード・ロイヤリティポイント・ビットコインなどといった様々なデジタル資産を保有していますが、現在はその価値を適切に追跡して利用するためのツールが不足しています。デジタル資産を全ての人々がうまく活用できるようにするための一歩として「Bakkt App」を公開できることを非常に嬉しく思います。

「Bakkt App」には取引手数料無料の”ビットコイン取引機能”なども実装されているため、今回アプリが正式にリリースされたことによって、今後は米国でビットコインの取引や利用がさらに活発化し、ビットコイン決済を採用する店舗が増えるきっかけにもなると期待されます。

>>「Bakkt」の公式発表はこちら
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