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暗号資産「パレットトークン(PLT)」とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

NFTデジタルアイテムを発行・管理・流通するためのブロックチェーンネットワークである「パレット(Palette)」や、その独自ブロックチェーンである「パレットチェーン(Palette Chain)」、そして暗号資産(仮想通貨)である「パレットトークン(Palette Token/PLT)」に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説します。

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パレット(Palette)とは?

パレット(Palette)は、株式会社Hashpaletteが開発したマンガ・アニメ・スポーツ・音楽をはじめとする様々なNFTデジタルアイテムを発行・管理・流通するためのブロックチェーンネットワークです。Paletteユーザーはこのブロックチェーンネットワークを通じて、デジタルアイテムの所有権の移転・アプリケーションでの活用を自由に行うことができます。

現在はブロックチェーン技術を活用して発行される代替不可能なトークン「ノンファンジブルトークン(Non-Funjible Token/NFT)」の活用が様々な業界で進められている中で「ガス手数料の高騰」や「ネットワークの不安定化」などが問題となっていますが、Paletteはエンターテイメント分野に特化して独自の手数料設計により手数料の安定化・低価格化を実現しています。

Paletteは「ユーザー・パレットコンソーシアム・コンテンツホルダー」という3つのプレイヤーによって構成される分散型のNFTプラットフォームであり、パレットコンソーシアムによって分散的に運営されるプライベートブロックチェーン「パレットチェーン(Palette Chain)」や、ERC20トークンである「パレットトークン(Palette Token/PLT)」を活用してNFTの発行・配布・二次流通機能を提供しています。

パレットチェーン(Palette Chain)とは

パレットチェーン(Palette Chain)とは、一定の条件を満たした複数の企業で構成される「パレットコンソーシアム」によって分散的に運営されるコンソーシアム型のプライベートブロックチェーンです。

イーサリアム(Ethereum/ETH)は誰もが自由に参加・活用することができる「パブリックブロックチェーン」となっていますが、その大規模なネットワークによって『ガス手数料の不安定化・ガス手数料によるユーザー体験の低下・クロスチェーンインフラの不足・ガバナンス改善が困難』などの課題が生まれていました。

パレットチェーンはこのような複数の課題を解決するために「NFTに特化したコンソーシアム型のプライベートブロックチェーン」という形式で設計されています。

パレットトークン(Palette Token/PLT)とは?

パレットトークン(Palette Token/PLT)とは、NFTデジタルコンテンツを発行・管理・流通するためのブロックチェーンネットワーク「パレット(Palette)」上で構築されたサービスの支払いやガス手数料支払いなどに使用される暗号資産です。

PLTはイーサリアムを基盤としたERC20トークンとして発行されており、クロスチェーン技術を用いて「パレットチェーン(Palette Chain)」上でも利用することができるようになっています。

パレットトークン(PLT)の利用・活用方法としては主に以下のようなものが挙げられます。

パレットトークン(Palette Token/PLT)の特徴

パレットトークン(Palette Token/PLT)の特徴としては以下のようなことが挙げられます。

Paletteエコシステムでの支払い手段

コンテンツホルダー(コンテンツ保有者)はパレットチェーンを利用することによって、自社保有するコンテンツをブロックチェーン上でNFTとして発行することができますが、このNFTを発行する際にはガス手数料として「PLT」が支払われることになり、パレットコンソーシアムは支払われたPLTを報酬を得ることができるようになっています。

また、パレットユーザー(パレット利用者)はコンテンツ保有者から法定通貨を用いてNFTを購入することができますが、「PLT」はこの際の支払い手段としても使用することができるようになっています。

さらに、PLT保有者は投票機能によって「パレットコンソーシアムを通じたブロックチェーンのガバナンス」にも参加することができるようになっており、その報酬として仮想通貨「PLT」を獲得することも可能です。

パレットは、このように「ユーザー・コンテンツホルダー・コンセンサスノード」の3者間でのやり取りに仮想通貨PLTを使用することによって、エコシステム全体を運営しています。

パレットエコシステムの全体像(画像:Hashpalette)

JPモルガンの「Quorum」を用いて構築

パレットチェーン(Palette Chain)やパレットトークン(Palette Token/PLT)は「イーサリアム」の技術を用いて構築されていますが、より正確に言えば米金融大手「JPモルガン・チェース」がイーサリアムをベースに開発したパーミッション型(許可型)ブロックチェーン「Quorum」を用いて構築されています。

パレットチェーンは「Quorum」を用いてネットワーク参加者をパレットエコシステムのパートナー(パレットコンソーシアム)に限定することによって、分散性を実現しながら、少数ノードによる高速な処理を可能にしています。

プルーフオブオーソリティ(PoA)の採用

パレットチェーンは、コンセンサスアルゴリズムとして「プルーフオブオーソリティ(Proof of Authority/PoA)」を用いており、信頼できる複数の企業による安定した運用が行われます。

PLT保有者は、自分が保有しているPLTをパレットコンソーシアムの特定のメンバーに委任することによって、パレットチェーンのガバナンスに参加することが可能です。

パレットコンソーシアムに参加するノードがPLTで受け取るエコシステム報酬は「各ノードが保有しているPLTの量」に比例するため、ノードはPLT保有者から”PLTの委任”を受けることによって獲得できる報酬量が増加する仕組みとなっています。

PLT保有者は、コンソーシアムに参加しているノードの評価を行い、委任の仕組みを通じて特定のノードに報酬を多く配分することができるため、ユーザーを含むPLT保有者が「パレットコンソーシアムの監査役」としての役割を担い、パレットエコシステム全体の健全な運営を促することができるようになっています。

クロスチェーン技術の活用

「イーサリアム」と「パレットチェーン」は異なるブロックチェーンとして独立して運用されており、それぞれのブロックチェー ンで発行されるNFTとPLTに相互運用性はありません。そこでパレットでは、クロスチェーン技術を用いて「PLTが発行されているイーサリアム」と「NFTが発行されるパレットチェーン」の接続を行っています。

ユーザーは、保有しているPLTをイーサリアム上のスマートコントラクトに送金することによってPLTをロックし、パレットチェーン上でもPLTを利用することができます。各ユーザーのPLTの保有量はスマートコントラクト上に記録されているため、任意のタイミングでスマートコントラクトを起動して、ロックしたPLTをイーサリアム上のアドレスに引き出すことができるようになっています。

クロスチェーン技術を活用することによって、PLTはパブリックなイーサリアムブロックチェーン上で流動性や価格安定性などの恩恵を得ることができ、ユーザーはガス代やトランザクション詰まりなどの課題に直面することなくパレットチェーン上でPLTやNFTを用いたサービスを利用することができるようになっています。

パレットトークン(Palette Token/PLT)の基本情報

トークン名称 パレットトークン(Palette Token)
ティッカーシンボル PLT
コンセンサスアルゴリズム プルーフオブオーソリティ(Proof of Authority/PoA)
発行者 株式会社Hashpalette
トークン規格 ERC20(Palette Chainへのクロスチェーンが可能)
総発行枚数 1,000,000,000枚
IEO販売枚数 230,000,000枚(総発行枚数の23%)
IEO実施業者 Coincheck IEO

パレットトークン(PLT)の価格・チャート

パレットトークン(PLT)を取扱う暗号資産取引所

パレットトークン(Palette Token/PLT)を取り扱っている日本国内の暗号資産取引所としては以下のような取引所が挙げられます(2023年10月時点)。

OKCoinJapan
コインチェック
ビットトレード
コイントレード
ビットフライヤー

パレットトークン(PLT)対応のウォレット

パレットトークン(PLT)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
PLTウォレット(iOS版)
PLTウォレット(Android版)

パレットトークン(Palette Token/PLT)関連リンク

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