ConsenSys:JPモルガンのブロックチェーン「Quorum」を買収

by BITTIMES

イーサリアム(Ethereum/ETH)関連のソフトウェア開発を行っている「ConsenSys(コンセンシス)」は2020年8月25日に、米国の総合金融サービス会社「JPMorgan Chase(JPモルガン・チェース)」が開発するブロックチェーンプラットフォーム「Quorum(クォーラム)」を買収し、新たなブランド「ConsenSys Quorum」を立ち上げたことを発表しました。

こちらから読む:LINE、"BCサービス開発基盤"提供開始「ブロックチェーン」関連ニュース

Quorum買収を通じて利用可能性向上へ

ConsenSys(コンセンシス)は2020年8月25日に「JPMorgan Chase(JPモルガン・チェース)」が開発するブロックチェーンプラットフォーム「Quorum(クォーラム)」を買収したことを発表しました。同社は今回の買収を通じて「Quorum」に関連する様々な製品・サービス・サポートを提供し、デジタル資産機能やドキュメント管理などの利用可能性を向上させると説明しています。

Quorum(クォーラム)はイーサリアムを土台として「JPMorgan」が開発した許可型のブロックチェーンであり、JPモルガン独自のデジタル通貨である「JPMコイン」や、300以上の銀行が参加している決済ネットワーク「Interbank Information Network(IIN)」などでもQuorumが活用されています。

しかしながら今回の買収が「IIN」や「JPMコイン」の開発に影響を与えることはないとのことで、『Quorumは引き続きオープンソースであり、ConsenSysの主要なブロックチェーン製品との相互運用が可能になる』と説明されています。

新ブランド「Consensys Quorum」

ConsenSys(コンセンシス)は『今回の買収を通じて既存のプロトコル開発ロードマップをQuorumと統合させ、両方の技術が持つ利点を活用していく』と述べており、コンセンシスが提供する全ての「Enterprise Ethereum」プロトコルテクノロジーは「Consensys Quorum(コンセンシス・クォーラム)」と呼ばれる新しいブランドに分類されると説明しています。

「Enterprise Ethereum」は企業向け分散型アプリケーションのためのプラットフォームであり、世界中の大手企業が数多く参加する団体である「Enterprise Ethereum Alliance(EEA)」によって管理されていますが、「ConsenSys」と「JPMorgan」は以前からこの「Enterprise Ethereum」の主導企業として協力していました。

ConsenSysのCEOでありながらイーサリアムの共同創設者でもあるJoseph Lubin(ジョセフ・ルービン)氏は『私たちはイーサリアムの最初のブロックが採掘されて、ConsenSysが設立される前からJPモルガンと協力してイーサリアムの概念実証やプロダクションシステムの開発で協力してきた』と述べており、『QuorumをConsenSysのEnterprise Ethereumに導入できることに興奮している』と語っています。

私たちはイーサリアムの最初のブロックが採掘されて、ConsenSysが設立される前からJPモルガンと協力してイーサリアムの概念実証やプロダクションシステムの開発で協力してきました。

QuorumをConsenSysのEnterprise Ethereumに導入できることに非常にワクワクしています。「HyperledgerBesu」ベースのEnterprise EthereumクライアントをQuorumと統合し、Quorumの全ての機能をサポートできることを楽しみにしています。

また今回の発表の中では、Quorumの買収に伴い「JPモルガン」が「ConsenSys」に戦略的投資を行っていることも報告されています。両者は今後も協力して企業向けブロックチェーン事業を推進していくとしています。

>>「ConsenSys」の公式発表はこちら

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