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ビットコイン価格:FOMC後に「23,000ドル」付近まで回復|トレンド転換なるか


暗号資産(仮想通貨)の価格は2022年7月28日午前3時頃に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)後に上昇し、ビットコイン価格は23,000ドル(約311万円)付近まで回復しました。BTC以外の主要アルトコイン価格もFOMC後に回復しており、多くの暗号資産で10%前後の上昇が観測されています。

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米ドル価格は下落、暗号資産価格は上昇

暗号資産の価格は2022年7月28日午前3時頃に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)後に急騰し、ビットコイン価格は23,000ドル(約311万円)付近まで回復しました。

今回のFOMCでは前回に続いて「0.75%の大幅利上げ実施」が発表され「2回連続の0.75%利上げ」となったものの、市場では『予想通り』との見方が多く出ています。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は『9月会合でも同様の利上げを実施することはあり得る』と発言し、米経済は現在リセッション(景気後退)には陥っていないとの認識を示したものの、『いずれは利上げペースを落とすことになる』とも発言しており、政策は会合ごとに新たに設定されると説明を行いました。

今回の会見を受けて株価は上昇、国債利回りとドルは大幅に下落しており、今月15日時点で「1ドル=139.5円」付近まで上昇していた米ドル価格は記事執筆時点で「1ドル=135.564円」まで下落しています。

主流の暗号資産価格もFOMC後に平均して10%前後価格上昇しており、今月21日に24,000ドル付近まで回復した後に再び20,000ドル付近まで下落していたビットコイン価格はFOMC後に23,000ドル付近まで回復、その他の主要なアルトコイン価格も同様に回復しています。

今のところ24,000ドルのラインには到達できていないため今後の更なる下落を警戒する声は出ているものの、短期的には2022年3月末頃から続く下落相場を抜け出す兆候も見られ始めているため、このトレンドラインを上抜けすることができれば、更なる価格上昇につながる可能性があると期待されています。

2022年3月〜7月 BTC/USDTの4時間足チャート(画像:TradingView)