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ビットコイン:次の強気相場のピークはいつ?15万ドルに向けた価格上昇予想

ピーター・ブラント氏が「BTCのピーク」について意見共有

ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は2024年6月2日に「次の強気相場でビットコイン価格はいつピークに達するか」に関する自身の考えを語りました。

ピーター・ブラント氏は、2018年のビットコイン暴落予想を的中させたことで知られるベテラントレーダーであり、記事執筆時点におけるXフォロワー数は72万9,000人を超えています。

BTC価格は半減期後の強気相場で過去最高値を記録した後に暴落する傾向にあるため、仮想通貨投資家の間では「ビットコインは今回の強気相場でいつピークを迎えるか?」に注目が集まっていますが、ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は2024年6月2日のブログ記事でこれに関する自身の考えを語っています。

ビットコイン半減期は強気相場の中間点?

ピーター・ブラント氏は今回の記事の中で「ビットコインの半減期は過去の強気相場サイクルでほぼ完全な対称性を示してきた」と述べており、「各強気相場サイクルの開始日(75%以上の下落後の安値)から半減期までの週数と、半減期からその後の強気相場の高値までの週数はほぼ等しい」と説明しています。

(画像:ピーター・ブラント氏のブログ記事から

上記の画像は、ピーター・ブラント氏が今回の記事の中で公開した「2010年〜2024年まで期間におけるBTC/USDの週足チャート」です。

この画像内には「半減期のタイミング(Halvingの矢印)」に加えて「各強気相場サイクルの開始日から半減期までの週数」と「半減期からその後の強気相場の高値までの週数」(青色の横矢印で記載)が記されています。

画像内に記載されている週数を見てみると、ブラント氏が語っているように半減期前と半減期後の週数がほぼ一致していることがわかります。(1回目は55週と51週、2回目は76週と76週、3回目は71週と78週)

これは「半減期は各強気サイクルの中間点に位置する」ということを示すものであり、2024年の半減期前には70週の強気相場があったため、半減期後の強気相場も70週にわたって続く可能性があると予想されています。

2025年8月頃に13万ドル〜15万ドル?

ピーター・ブラント氏は「今回の強気相場でも半減期前と半減期後の週数が同じだった場合、ビットコインは2025年8月下旬から9月上旬頃にピークの高値を記録するはずである」と予想しています。

また、ビットコイン価格がいくらまで上昇するかについては、過去のデータを考慮しながら「今回の強気サイクルの高値は130,000ドル〜150,000ドル(約2,000万円〜2,350万円)の範囲になる可能性がある」とコメントされています。

そのため、今回の予想内容をまとめると「ビットコイン価格は2025年8月下旬〜9月上旬頃に、130,000ドル〜150,000ドル(約2,000万円〜2,350万円)の範囲内で最高値を記録する可能性がある」ということになります(画像内にある黒色の×印)。

今後下落する可能性があることも説明

なお、ブラント氏は今回の記事の中で「どのような分析方法も確実ではない」とも強調しており、「私はトレーダーとして、どのような考えに対しても独断的になることは避けている」と説明しています。

同氏は今年4月のブログ記事の中で「ビットコインの強気相場サイクルは長年にわたって勢いを失ってきている」と説明して、BTC価格が30,000ドル(約470万円)まで下落する可能性を指摘していました。

今回の記事では、この時の考えが現在も維持されていることが説明されていて、「私は引き続き、ビットコイン価格が今回のサイクルで頂点に達した確率を25%としている」と補足説明されています。

同氏は、ビットコインが過去最高値を更新できずに55,000ドル(約864万円)を下回った場合には、前回の記事で語られていた指数関数的減衰(Exponential Decay)の確率が高まると考えているとのことです。

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