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Aptosで「USDT」発行へ|Tetherの対応チェーン再編が進行中

Tether「アプトス上でのUSDT展開」を発表

仮想通貨業界では「特定ブロックチェーンのサポート終了」や「仮想通貨の上場廃止」など、サービス内容を整理する動きが見られていますが、そのような動きは米ドル連動ステーブルコインUSDTを発行しているTether(テザー)でも進められているようです。

テザー(Tether/USDT)は今年7月に、合計5つのブロックチェーンで「USDT」と「EURT」の償還を終了することを発表していましたが、2024年8月19日には新たにアプトス(Aptos/APT)のネットワークで「USDT」をローンチすることが発表されました。

アプトスのブロックチェーンでテザー(USDT)をローンチ

高速&低コストな「Aptos」の利点を強調

Aptos上でのUSDTローンチは「デジタル通貨で世界中でアクセスしやすい便利なものにする」というテザー社の戦略の一環として決定されたものであるとのことで、Aptosの処理能力や拡張性の高さ、ユーザー数やエコシステムの大幅な成長などが強調されています。

具体的には、1日の平均アクティブユーザー数が96,000人(2024年1月時点)から170,000人(2024年7月時点)に増加したことや、2024年5月に1日で1億5,700万件のトランザクションが処理されたことなどが報告されています。

また、Aptosのブロックチェーン上でUSDTを取引する際には、1ペニー未満の非常に安いガス代(手数料)で取引を行うことができるとのことで、これによってトランザクションコストが大幅に削減され、少額取引から大規模企業の運用まで幅広い範囲でUSDTを活用できるようになると説明されています。

高速かつ低コストな取引環境を実現している「Aptos」でUSDTを展開することによって、USDTの有用性と利便性を強化し、より多くのユーザーにとって魅力的なものにすることができると期待されています。

今後はプロジェクト合併・上場廃止などが増加する?

仮想通貨業界ではこの数年間で非常に多くのブロックチェーン・暗号資産がローンチされており、仮想通貨関連情報を発信している「CoinMarketCap」の公式サイトには、2024年8月20日時点で240万種類以上の仮想通貨が存在すると記載されています。

しかし、そのような仮想通貨の中には”ほぼ取引されていない無価値なコイン”も多く、現在は多くの仮想通貨を取り扱っていた海外取引所でも「上場廃止・サポート終了」に関する発表が増えてきています。

最近では、仮想通貨業界の専門家などから「今後は仮想通貨プロジェクトの合併や上場廃止に関する発表が増加する」と予想する意見も多数語られているため、今後は合併や上場廃止に関する発表などにも注目です。

一方、今回の発表のように高性能なブロックチェーンや暗号資産では技術採用が進んできているため、仮想通貨やブロックチェーンが進めば、複数のコインに分散されていた資金が少数の仮想通貨に集まり、本格的な技術普及や成長につながる可能性があるとも予想されます。

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Souce:Tether公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用