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スウェーデン大手銀行「xRapid」導入を示唆|リップル国際送金サービスの需要増加


スウェーデンを代表する大手銀行の一つ「スカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケン(SEB)」でトランザクションサービス責任者を勤めているPaula da Silva(ポーラ・ダ・シルバ)氏は、リップル(Ripple/XRP)のソリューションを活用したサービスの需要が順調に増加していることを語り、将来的に「xRapid」も使用していく可能性があることを示唆しました。

こちらから読む:スウェーデンの大手銀行が導入を検討する「xRapid」とは?

xCurrent導入から2年|利用顧客が急増

スウェーデンのストックホルムに本社を置く大手銀行である「スカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケン(SEB)」は、2016年11月にRipple社と提携し、スウェーデンとアメリカの間で行われる国際送金にリップル社が提供するソリューション「xCurrent」を使用しています。

「xCurrent」は、国際送金コストと取引時間を大幅に短縮することができるソリューションとなっており、すでに数多くの金融機関から実際に大きな成果をあげたことが報告されています。

SEBでトランザクションサービス責任者を務めているPaula da Silva(ポーラ・ダ・シルバ)氏も、最近行われたインタビューの中でRipple社の製品を賞賛しており、同社の製品に非常に満足しているということを語っています。

シルバ氏は、インタビューの中でRipple社の製品を活用したサービスを利用する顧客がこの1年間で急速に増加したことを報告しており、現在は全ての顧客がこれらのサービスを利用していると語っています。

Rippleとの提携「次のステップ」へ

シルバ氏は、リップル社のプラットフォームを利用した取引が何十億にまで増加していると語っており、現在の状況をさらに良いものにするためにはどのようなことを行なっていくべきかを検討していることを明かしています。

彼女は同銀行がRipple社とのパートナーシップを通じた「次のステップ」を模索していると語っており、現在よりもさらにメリットをもたらす可能性を秘めている「xRapid」を使用していく可能性があることを示唆しています。

シルバ氏の一連のコメントに対して、リップルの戦略勘定責任者であるMarcus Treacher(マーカス・トレッカー)氏は、Twitter上で次のように述べています。


私たちはポーラやSEBチーム、素晴らしい業績をあげる顧客やパートナーの方々と共に働けることを光栄に思います。

期待高まる「xRapid」順調に普及中

Ripple社が提供するソリューションである「xRapid」は、同社が提供するその他のソリューションと同様に続々と活用され始めています。先月正式に商用化されることが発表された「xRapid」は、
・Cuallix
・MercuryFX
・Catalyst Corporate Federal Credit Union
などがすでに導入に取り組んでおり、最近の報道ではマサチューセッツ工科大学(MIT)のMedia Labや、MasterCard(マスターカード)などからも支援を受けている送金プラットフォーム「SendFriend(センド・フレンド)」がxRapidを活用していくことも明らかになっています。

「xRapid」は、仮想通貨XRPをブリッジ通貨として扱うソリューションでもあるため、XRPの流動性を高め、XRP価格の上昇にも影響するともいわれています。

価格上昇への期待感などもあり、投資家からも大きな期待が集まっていたxRapidは現在順調に普及してきているようです。これからさらに増加していくと考えられる「xRapid」導入に関するニュースにはさらに注目が集まります。

リップル(Ripple/XRP)の価格|2018年11月8日

リップル(Ripple/XRP)の価格は11月5日から大きく上昇しており、先日7日には一時的に62円まで上昇しています。しかしその後はやや下落しており2018年11月8日時点では「1XRP=約58.32円」で取引されています。

2018年11月6日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)

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