老舗ゲーム開発会社「Atari(アタリ)」が、暗号資産取引所「Bitcoin.com Exchange」のイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)を通じて独自トークンである「アタリトークン(Atari Token/ATRI)」を一般販売することが明らかになりました。IEO実施後には「Bitcoin.com」にATRIが上場する予定となっています。
こちらから読む:トランプ大統領コロナ感染でBTC価格急落「暗号資産」関連ニュース
Atari:Bitcoin.comで「IEO」実施へ
暗号資産のニュースメディアや取引所などといった様々なサービスを提供している「Bitcoin.com」は2020年10月1日に、老舗ゲームメーカー「Atari(アタリ)」の独自トークンである「アタリトークン(Atari Token/ATRI)」のイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)を11月に実施することを発表しました。
アタリトークン(Atari Token/ATRI)はAtariが開発しているゲームやカジノなどで使用することができるトークンであり、取引所などで他の通貨と簡単に交換することができるだけでなく、ゲーム開発者がATRIを簡単にゲームに統合できるようにも設計されています。
Atariは2020年3月時点で「アタリトークンのプライベートセール」を実施しており、一般向けのトークン販売も行っていましたが、今回は新たに「Bitcoin.com Exchange」でトークンが販売されることになります。「Bitcoin.com Exchange」では以下4種類の暗号資産でATRIを購入することができるとのことです。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
IEO実施後は「Bitcoin.com」で取引可能に
「Bitcoin.com Exchange」でIEOが実施された後には同取引所に「ATRI」が上場することになっているため、今後はアタリトークンの取引が活発化していくことになると予想されます。
公式発表では『今回のパブリックセールと上場はAtariのブロックチェーンプロジェクトにとって非常に重要なマイルストーンであり、トークン保有者に流動性を提供し、将来のコラボレーションとAtariブロックチェーンエコシステムの開発に向けた道を開くものである』とされています。
Atariは過去数ヶ月間で急速にパートナシップを拡大してきており、
・The Sandbox(ザ・サンドボックス)
・Animoca Brands(アニモカ・ブランド)
・ウルトラ(Ultra/UOS)
・Litecoin Foundation(ライトコイン財団)
・Unikrn(ユニクーン)
・Arkane Network
などといった複数の企業・団体と提携したことが発表されています。
パブリックセールの詳細は今後数週間ほどで発表される予定となっており、トークン販売が開始される前にはユーザーが身元確認や資金洗浄対策(KYC/AML)のための検証を行うことができるポータルが開かれる予定だと報告されています。