Ultra×Atari:家庭用ゲーム機に「ブロックチェーンゲーム関連機能」標準搭載へ
ブロックチェーン基盤のゲーム配信プラットフォームである「ウルトラ(Ultra/UOS)」は2020年9月24日に、ゲーム開発老舗として知られる「Atari(アタリ)」との提携を通じて、アタリが開発している家庭用ゲーム機「Atari VCS」に"ブロックチェーンゲーム関連機能"を搭載することを発表しました。
こちらから読む:ライトコインを取り入れたRPG"LiteBringer"公開「ゲーム」関連ニュース
Ultra:ゲーム開発老舗「Atari」と提携
ウルトラ(Ultra/UOS)はブロックチェーン技術を活用したゲーム関連の総合的なエンターテイメントプラットフォームであり、ゲーマーの人々が新しいゲームを発見・購入したり、ゲーム動画を配信したり広告を視聴して仮想通貨報酬を獲得したり、他のプレイヤーと交流したりすることができるサービスを構築しています。
ゲーム業界の有名企業と積極的にパートナーシップを結んでいる同社は「Assassin's Creed」や「Watch Dogs」などといった数多くの人気ゲームを世に送り出している大手ゲーム開発会社「Ubisoft(ユービーアイソフト)」などとも提携を結んでいますが、今回の発表では新たにゲーム開発老舗として知られる「Atari(アタリ)」と提携したことが報告されています。
Atari VCSに「ブロックチェーンゲーム機能」を標準搭載
Atari(アタリ)は現在、ジョイスティックを搭載した最新型の家庭用ゲーム機である「Atari VCS」の開発に取り組んでいますが、今回の提携によって「Atari VCS」にはUltraブロックチェーンに対応したゲームプラットフォームが標準搭載されることになると伝えられています。
これにより「Atari VCS」のユーザーは、ゲーム機でプレイ可能な従来のゲームで遊ぶことができるだけでなく、Ultraアプリを使用してPCゲームを購入・ダウンロード・プレイしたり、「UOS」や「Atari Token」などの仮想通貨を使用して商品を購入したりすることが可能になるとされています。
またこの他にも「トークン報酬を獲得、ゲーム内アイテム(NFT)を取引、eスポーツトーナメント、ゲームストリーミング機能」などといったブロックチェーン関連の機能も利用することができるとも伝えられています。
「ブロックチェーン×ゲーム」のサービス普及に期待
Atariは早い段階からブロックチェーン・仮想通貨業界との連携を強めており、独自仮想通貨である「Atari Token(アタリトークン)」を発行している他、ブロックチェーン基盤の仮想空間プラットフォーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」とも提携を結んでいます。
最近では、イングランド北部の都市リーズにあるeスポーツをテーマにしたカクテルバーで「仮想通貨NANOを稼ぐことができるスペースインベーダーのアーケードゲーム」が設置されたことなども報告されており、"仮想通貨とゲームを組み合わせた新しいゲーム"への関心も高まってきているため、「Ultra」と「Atari」が提携して"ブロックチェーン機能を搭載した家庭用ゲーム機"が展開されることによって、「ブロックチェーン×ゲーム」のサービスがさらに普及していくことになると期待されます。
「Atari VCS」のリリースは当初の予定よりも遅れているものの、今回の発表では『2020年後半に発売される予定』だとされています。