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ビットコイン価格上昇を予測した著名トレーダー「ショートポジション」に移行

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格が18,500ドル(約192万円)付近まで上昇することを事前に予測していたことでも知られる著名アナリスト「//Fiat 𝕵ack(@BTC_JackSparrow)」氏は、2020年11月23日のツイートで『自身がビットコインでショートポジション(売りポジション)を取り始めたこと』を明らかにしました。

著名トレーダー「近日中のBTC下落」を予想

Twitter(ツイッター)で7万人以上のフォロワーを持つ匿名の仮想通貨トレーダー「//Fiat 𝕵ack(@BTC_JackSparrow)」氏は2020年11月23日のツイートで、価格上昇が続いているビットコインで徐々に”ショートポジション(売りポジション)”を取り始めていることを明らかにしました。

@BTC_JackSparrow氏は、株式投資などで利用されているテクニカル理論である「エリオット波動」や「市場サイクル」などといった、多くのテクニカル分析とファンダメンタルズに基づいて仮想通貨市場の予測を行なっています。


私はゆっくりとショートポジションを構築し始めています。

同氏は2週間ほど前に多くの人々が『ビットコインは一度12,000ドル(約124万円)付近まで下落する』と予想していたタイミングで『ビットコインは18,500ドル(約192万円)付近まで上昇する』と予測していたトレーダーの1人であり、今年3月のビットコイン急落以降、すべての主要な動きを正確に予測していた人物でもあるため、今回の同氏の予想にも注目が集まっています。

今後注目の価格帯は「175万円〜150万円?」

@BTC_JackSparrow氏が掲載した画像では「現在のビットコインが放物線状の上昇トレンドを下回っていること」を示しており、”下落した場合にサポートラインとなる可能性のある複数の放物線状のライン”もあわせて記されています。

(画像:@BTC_JackSparrow氏Twitter)

この分析に基づいて考えると、今後ビットコイン価格が急落した場合には「16,900ドル(約175万円)」や「145,000ドル(約150万円)」が主要なサポートラインになると考えられます。

実際にビットコイン価格は先日22日の20時30分頃に「1BTC=176万円」付近まで急落した後に再び188万円付近まで回復しているため、現時点では画像に記されている「4番目の放物線状のサポートライン」が維持されている状態であると考えられます。

しかしながら短期的にはまだ下落傾向が続いているため、今後も『④のサポートラインを維持できるか』に注目する必要があると考えられます。もしもこのラインを下回ってしまった場合には「③のサポートライン」である150万円付近までさらに急落する可能性があるため、警戒が必要です。

「長期的には強気姿勢」その理由は?

@BTC_JackSparrow氏は今回のツイートで「ショートポジション(売りポジション)」を取り始めていることを報告していますが、『ビットコイン価格が再び長期的に下落する』とは考えておらず、長期的には強気な姿勢を維持しています。

同氏は具体的に「ビットコインが強気だと考えられる理由」として以下のような内容を含む複数の項目を挙げています。

過去の歴史やチャートの動きから考えても現在のビットコインは再び強気相場に突入している可能性が高く、機関投資家や大手企業でのBTC採用など市場にプラスとなるニュースも数多く発表されているため、多くの仮想通貨投資家や専門家は『ビットコインは本格的な強気相場に突入した』と考えています。

価格が高騰しているタイミングでBTCを購入するとその後で急落・調整で損失を招く可能性が高いため、今からBTCを購入する場合には注意が必要であると考えられますが、最近では様々なトレーダーやアナリスト・専門家などが価格予想や分析内容を公開しているため、そのような内容も参考にしてみると良いでしょう。

2020年11月23日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月21日に195万円付近まで回復したものの、その後は横ばいの状態が続いており、2020年11月23日時点では「1BTC=1,889,096円」で取引されています。

2020年10月9日〜2020年11月23日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)