NASDAQ(ナスダック)に上場している中国の仮想通貨マイニング機器メーカー「Ebang(エバン)」は2021年4月5日に、独自の暗号資産取引所「Ebonex(エボネックス)」を正式に設立したことを発表しました。同取引所では現物取引サービスに加えて証拠金取引サービスも提供されており、「LINK・DOT・ALGO・ADA・XTZ・ATOM」などといった様々なアルトコインも取り扱われています。
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主要アルトコイン含む「暗号資産15種類」を取扱い
NASDAQ(ナスダック)に上場している中国の仮想通貨マイニング機器メーカー「Ebang(エバン)」は2021年4月5日に、独自の暗号資産取引所「Ebonex(エボネックス)」を正式に設立したことを発表しました。
Ebonex(エボネックス)は既に新規登録受付を開始しており、公式サイトでは「暗号資産現物取引」に加えて「暗号資産証拠金取引」のサービスも提供していると説明されています。
同取引所の基軸通貨は「テザー(Tether/USDT)」と「ビットコイン(Bitcoin/BTC)」となっており、BTC市場ではETHとの取引ペア、USDT市場では以下15種類の暗号資産との取引ペアが提供されています(2021年4月6日時点)。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・チェーンリンク(Chainlink/LINK)
・ポルカドット(Polkadot/DOT)
・モネロ(Monero/XMR)
・カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)
・イオス(Eos/EOS)
・ダッシュ(Dash/DASH)
・ジーキャッシュ(ZCash/ZEC)
・テゾス(Tezos/XTZ)
・コスモス(Cosmos/ATOM)
・ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)
・ビットコインキャッシュABC(Bitcoin Cash ABC/BCHA)
・アルゴランド(Algorand/ALGO)
Ebangの会長兼CEOであるDong Hu(ドン・フー)氏は、暗号資産取引所「Ebonex」の設立について次のように語っています。
暗号通貨取引所の正式な立ち上げは、研究開発への継続的な投資の結果です。ここ数年間、当社は「研究開発分野の人材採用」や「製品のイノベーション」に多くの投資を行ってきました。暗号通貨取引事業の立ち上げは、暗号通貨ビジネスの収入源を拡大するだけでなく、ブロックチェーン産業チェーンを有効活用することにも繋がるでしょう。
Ebang(エバン)は2020年6月に「NASDAQ」に上場したことでも注目を集めており、大手マイニング機器メーカー「Canaan(カナン)」に次いで2番目に米国の上場となった中国のマイニング企業として知られています。
同社は今年3月に一部ユーザーを招待する形で暗号資産取引所のベータ版サービスを開始していましたが、今回正式に「Ebonex(エボネックス)」が立ち上げられたことによって、暗号資産取引がさらに活発化すると期待されています。