NASDAQにマイニング機器製造大手「Ebang」が上場|暗号資産取引所の設立も計画
中国の大手マイニング機器メーカーである「Ebang(エバン)」が、米国の大手証券取引所「NASDAQ(ナスダック)」に上場したことが明らかになりました。同社はマイニングファーム・マイニングプール・暗号資産取引所などの設立を予定しています。
こちらから読む:SBI、国内初の"暗号資産ファンド"設立へ「暗号資産」関連ニュース
「マイニングファーム・暗号資産取引所」の設立も予定
「NASDAQ(ナスダック)に中国の大手マイニング機器メーカーEbang(エバン)が上場する」というニュースは、今月20日時点で中国メディアによって報じられていましたが、2020年6月26日には同社が正式にNASDAQに上場したことが明らかになりました。
Ebang(エバン)はティッカーシンボル「EBON」で取引されており、最初は1株あたり5.23ドル(約560円)で取引を開始、最低価格は3.81ドル(約408円)となりました。終了時点で株価は4.4%下落して5.00ドル(約535円)になり、市場価値は6億5,500万ドル(約702億円)になったと報告されています。
同社は大規模な施設で暗号資産のマイニングを行う「マイニングファーム」や、マイニングに必要な計算能力を販売する「マイニングプール」をすぐにでも立ち上げることを計画しており、暗号資産取引所も設立する予定だと伝えられています。またこの他にも「金融・教育・医療」などの分野にブロックチェーン技術を応用していくことも計画していると報じられています。
Ebangの創設者でありながら会長兼CEOでもあるHu Dong氏は『NASDAQへの上場によって、ブランドの認知度を高め、より多くの才能を獲得し、さらなる発展を促進することができると期待している』と語っています。
同社は今回得られた資金を「事業の拡大、新しいマイニング機器の開発と導入、企業のブランド化とマーケティング活動、一般的な企業目的」などのために使用する予定だと伝えられています。
(参照:米国証券取引委員会(SEC))