2024年10月20日〜26日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
Symbol活用のドキュメントエディター登場
シンボル(Symbol/XYM)を活用したサービス展開で知られるNFTDriveは2024年10月17日に、Symbolのブロックチェーンを活用したフルオンチェーンドキュメントエディターとなる「NFTDriveEditor(仮称)」アルファ版をリリースしたことを発表しました。
NFTDriveEditor(仮称)は、ビジネス文章・契約書・医療カルテ・遺言などといった様々なドキュメントを作成してブロックチェーンに保存できるサービスであり、「ブロックチェーンを利用した世界初のフルオンチェーンドキュメントエディター」として紹介されています。
フルオンチェーンブログサイトも準備
国内19社「暗号資産ETFに向けた提言」公表
SBI VCトレードやビットバンクなどを含む複数の国内企業は2024年10月25日に、日本国内の複数企業や専門家からなる「国内暗号資産ETF勉強会」の参加メンバー一同として「国内における暗号資産ETF等の組成等に向けた提言」を公表したことを発表しました。
提言の主な内容は3点で「暗号資産ETFの組成を可能にするための制度改正」に加えて「暗号資産ETFや暗号資産の現物取引については申告分離課税にすべき」という税金関連の提言もなされています。
ビットコイン、下落トレンドはようやく終了?
X(旧Twitter)で50万人以上のフォロワーを有する著名アナリスト・トレーダーのRekt Capital(@rektcapital)氏は2024年10月21日に「数ヶ月間にわたって続いたビットコイン(BTC)の下落トレンドは終わった」との見解を語りました。
同氏はビットコインが週足チャートで今年3月頃から続いていた下落トレンドを突破したことを指摘しており、これによって3月から続いた下落トレンドは終了したとの考えを示しています。
ミームコイン「PIPO」話題になるもエアドロ中止に
SONY(ソニー)が手掛けるブロックチェーンとして話題を集めたSoneium(ソニューム)で、1999年発売のゲーム『サルゲッチュ』に登場する『ピポサル』をモチーフにしたミームコイン「PIPO」が誕生したことが話題となりました。
しかし、25日にはPIPOが「PIPOは非公式のミームコインである」ということを報告して、「ピポサルのアートワークを変更すること」などを発表しており、PIPOのエアドロップを発表していた「Yay!」からもエアドロップの中止が発表されています。
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SHIB関連L2「Shibarium」の成長に期待
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)のイーサリアムL2である「Shibarium」で$FEEDと呼ばれるミームコインの無料ミントが可能になったことによって、2024年10月18日頃からShibariumのデイリートランザクション数(1日の取引件数)が急増しています。
今月26日には、SHIBの分散型取引所(DEX)であるShibaSwapで大幅アップグレードを実施した「ShibaSwap V2」もリリースされているため、今後はShibariumのネットワークがさらに成長していくことになると期待されます。
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World Appで「ORB・ORO」の請求が可能に
World(旧ワールドコイン)が新たにローンチした独自ブロックチェーンであるWorld Chain(ワールドチェーン)を活用した初のトークンとなる「ORB」と「ORO」が請求可能になりました。
今月24日には、分散型取引所のUniswap(ユニスワップ)から、ワールドチェーンを含む9つの異なるネットワーク間で仮想通貨を転送できるクロスチェーンブリッジ機能を追加したことも発表されています。
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カルダノ、相互運用性向上に向けた大きな前進
カルダノ(Cardano/ADA)の創設メンバーであるEMURGOは2024年10月24日に、ビットコイン(BTC)向けのスマートコントラクトOSであるBitcoinOS(BOS)と提携したことを発表しました。
最近では、異なるブロックチェーンを繋ぐ相互運用性プラットフォームである「Axelar」にカルダノブロックチェーンを統合することなども発表されています。