暗号資産取引・為替取引・株取引・商品取引などのサービスをグローバルに提供している世界最大級のSNSトレード「eToro(イートロ)」は2020年12月31日に、米国居住者向けのXRP関連サービスを一時停止することを発表しました。
「2021年1月24日までのXRPポジション精算」求める
eToro(イートロ)は2020年12月31日に、米国証券取引委員会(SEC)がRipple社を提訴したことを受けて、米国居住者の「XRP購入」や「eToro Walletで保管しているXRPの交換」を禁止することを発表しました。
XRP取引サービスは2021年1月3日から停止されることになっており、すでにXRPポジションを保有している場合にはその3週間後となる2021年1月24日までに建玉を閉じる必要があるとされています。
なお、これらの一時停止措置は今のところ”米国居住者のみ”に適用されるものであり、「eToro Wallet」でXRPを保有することは引き続き可能、「eToro Wallet」から外部ウォレットにXRPを送金することも引き続き可能だと説明されています。
eToroは日本居住者向けにはサービスを提供していないため、今回の措置は日本居住者には直接関係はないものの、eToroは取引量ランキングで上位にランクインする大手取引所でもあるため、XRP取引サービスが停止される2021年1月3日、ポジション清算の最終期限となる2021年1月24日頃には、XRP価格に影響が出る可能性もあると予想されます。
米国証券取引委員会(SEC)がRipple(リップル)社を提訴したことを受けて、米国居住者向けにXRP関連サービスを提供している仮想通貨関連企業からは『2021年1月にXRP取引サービスを停止する』という発表が相次いで行われているため、今後もこれらの発表やXRPの値動きには注意を払う必要があると考えられます。
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2021年1月1日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格はSECの発表後から続く暴落で一時的に19円付近まで下落したものの、現在は徐々に回復してきており、2021年1月1日時点では「1XRP=22.92円」で取引されています。